第二十一話
第二十一話です。よろしくお願いします
「さて、夕飯も食べ終わったし…そろそろ寝る用意をしないとね」
「そうだな、もう暗いし…」
いつの間にか外は暗くなり、空には星と月が出ていた。
「俺はどこで寝ればいい?」
俺はエリカに問いかける。
「そうねぇ…私の家には布団がないから、ソファでいいかしら?」
「かまわない。何かかけるものを貰えるか?」
「もちろん。ソファは私の隣の部屋、書斎に置いてあるからそこを使ってくれる?」
「わかった」
俺は、エリカからかけられる布を受け取り書斎へ向かう。
「それじゃあ、おやすみ」
「えぇ、おやすみなさい」
俺は、書斎へと入りソファに寝転がった。
本音を言えば異世界初の夜なので、隣に誰かにいてほしいという気持ちがあったが、さすがに一緒のベットで寝るわけにはいかないだろう。
そんな事を考えていた俺の意識は、いつの間にやら落ちていた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「うーん…朝…か?」
俺は、部屋が明るくなった事で目を覚ました。
「さて、どうするか…」
俺は、時間がわからないために何をするべきか迷う。
「とりあえず、エリカにあいさつするか…」
そうと決まればさっそく、かけていた布をたたんでから書斎を出る。
「エリカは起きているかな?」
俺はすぐ隣のエリカの部屋のドアに手をかける。
「エリカ、おはよう。入るぞ「だめぇーーーーー!!」っと…あっ」
そこには「女神」が「着替えている」姿があった。
いや、正確には「着替え」をしているために、「上半身が裸」のまま、服に手をかける「エリカ」の姿があった。
「いやぁーーーーーーーー!!」
「すみませんでしたーーーーー!!」
俺は全力で扉を閉めて、部屋から逃げ出した。
次回もよろしくお願いします




