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遠い世界で  作者: G・Y
5/23

『贈り物』

一話一話が短いのは、私の環境のせいです。


今回は完全な説明です。お話ではありません。

5:『贈り物』



『贈り物』・・・

『精霊の祝福』と『神の加護』をあわせての呼称らしい。


『精霊の祝福』は、その生き物の『属性』を決定する『贈り物』。

そして、生涯で一度だけしか得られない、一番最初の『贈り物』だ。



『精霊の祝福』は『特殊な能力』を決定付ける。

信じられない事に『魔法』も、この『特殊な能力』にカテゴリされる。

『属性』が決まったら、どれほど努力しても別の『属性』の『能力』は使えない。

同じ『属性』内でも、強弱は存在する。より高位の『精霊』に受けた『祝福』は強い『属性』となる。

その強弱が、そのまま『特殊な能力』の強弱に関係するのだろう。

とにかく、『精霊の祝福』は全ての生物に与えられる一つだけの『贈り物』である。



『神の加護』は、『精霊の祝福』とは少し違う。

『神の加護』は、『神の存在を理解できる生物』に与えられる。

人間のように、知性のある程度ある存在ならば与えられるが、『神の存在を知性で理解できない』存在・・・一般的に動物や植物・虫などに分類される生物には『神の加護』は与えられない。

もちろん、高い知性を持つ動物は『神の加護』を得ることができる。

空想の存在で言えば『知性のあるドラゴン』や『狡賢い悪魔』などが、それにあたるだろう。

『神の加護』なのに『狡賢い悪魔』・・・というのも、俺からすると不思議な話だ。

『神』とやらは、その辺り『とても平等』らしい。


『神の加護』は、その生物の『能力』を左右する。

『力が強くなる加護』『体が丈夫になる加護』『頭が良くなる加護』・・・

分類は非常に多い。どんな種類があるのかは・・・よくわかっていない。

得る方法は・・・性格には不明となっている。単純に時間が経てば得ることが出来たり、何かの経験で得ることもあるようだ。ある日突然、『加護』を得ていたということもあるのだろう。


自分がどのような『加護』を得たのか・・・知る方法は簡単だ。

目を閉じ、心に『贈り物』を浮かべれば・・・便利なことに『贈り物』の名前が浮かんでくる。

どういった『加護』なのかはわからないが、名前さえわかれば『憑いた精霊』が知っているので確認すればいい。

『精霊の祝福』と違い『神の加護』は、複数得る生物もあるらしい。


また、『神の加護』は有限で早いもの勝ちという・・・なかなかに現実的なご利益のようだ。



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