◤第一部:登場人物一覧◢
――“婚約破棄”された令嬢が、異世界で探偵となり、王宮の嘘と陰謀を暴くまで――
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◆ 主人公とその周辺
■ セシリア=フォン=リーヴェルト
元の名は伊月真白。現代日本の辣腕弁護士。
裏切られた婚約破棄の傷を抱えたまま、《ある一冊の本》を手に異世界・ヴェルセリクへと転移。
侯爵家の令嬢として目覚めるが、前世の記憶と論理力を活かし、“探偵”として事件を暴く。
真実を信じ、正義のためなら貴族でも王家でも容赦なく切り込む“氷の理性”を持つが、
内には深い優しさと過去への贖罪を抱えている。
■ 伊月真白(転生前)
25歳の女性弁護士。冷静で理詰め、勝率は驚異的だったが、
長年の婚約者・榊祐真に“浮気→妊娠→逆ギレ”の三段コンボを決められ、
人間不信の果てにふらりと立ち寄った古本屋で異世界に転移する。
「この本が、私を“真実”の世界に呼んだ」と後に振り返る。
■ レオン=グランディール=ヴェルセリク
ヴェルセリク王国・第二王子。冷静沈着かつ政治手腕に長けた次期王候補。
第一部では“兄である王太子に婚約を奪われた”と語られ、自身もまた“政略の駒”として苦しんでいた。
セシリアの冷静さと芯の強さに惹かれ、次第に彼女を対等なパートナーとして信頼していく。
事件の背後に“王家の影”を感じ取り、探偵としての彼女にあえて協力する。
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◆ 王族・貴族たち
■ 第一王太子(名は未登場)
セシリア(令嬢)に一方的に“婚約破棄”を突きつけた張本人。
その背後には“他の令嬢との愛人関係”と政略的な思惑があり、
王宮内では《第一王妃派》の支援を受けている。
第一部では主に“裏の権力構造”の象徴として登場。
■ 侯爵リーヴェルト家(セシリアの実家)
政治的には中立を守る旧家。
亡き母が“王家に近い血筋”だったことから、後半にかけてセシリアの出生にも疑問が生まれる。
父は病床に伏しており、家族関係は希薄。第一部では詳細に描かれないが、第二部以降の伏線として機能。
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◆ 探偵パート(第一部の事件関係者)
■ クレア・メルヴィル
第一部第2話の“毒入り紅茶事件”における依頼人。貴族令嬢。
使用人が次々と倒れる中、セシリアが“声の震え”と“盃の跡”から犯人を特定。
後にセシリアの噂を広め、“王妃探偵”の名の端緒を作る存在となる。
■ 失踪令嬢ミーナ
王宮舞踏会で“突然姿を消した”貴族令嬢。
第三話に登場。実際には“兄による幽閉”が原因であり、セシリアが兄の“筆跡と皮膚の掻き傷”から真相を暴く。
■ 教導官イリス
王宮内の護衛団を監督する女性士官。
第四話“王太子暗殺未遂事件”にて登場。
真面目一徹に見えるが、実は“かつての王家の隠蔽工作”に関与した父を持ち、複雑な感情を抱える。
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◆ 過去・真実の鍵を握る者
■ セシリアの母(故人)
第一部終盤で登場。生前は王家の血を引く《遠縁の王妃候補》であり、
真白の前世が眠る記憶の中で“真実を綴った手帳”を遺していた。
この手帳には、“王国建国の虚偽”と“血の証明”が綴られている。
■ 《ある本》
転移の発端となった古本屋で真白が手にした書。
“真実を暴く者よ。望むのなら世界を変える力を与えよう”という言葉と共に、
異世界へと彼女を導いた。内容は空白に近く、ページをめくるたびに“違う世界”が綴られていく。
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