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あかるい空

作者: 川進

あかるい空




とうとう。

ぜんぶ。


光に、透かされて。

灰色の雲は、うすい藍色に、

変わった。



光や、

そういうふうに、

あかるいものが。

色合いを、変えるなら。


人が、

そういうふうに、

放つものだって。

誰かの色合いを、変える。



十字を切りながら。

吐き出される、

くるまれていない、言葉と。


背中の重たさが、

軋んで散らせる、火花で。


一瞬。

暗がりに、ある場所が。

あかるく、浮かび上がる。



誰かが。

足を、擦り減らして、

散らした、火花で。


自分が、居る場所を、

照らしてもらい。


忘れていたような、色合いが。

通り雨のように、ざっと来て。


闇だとしか、

思っていなかった、方向に。


行ける道を、

見つけたりする。



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