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短編

俺は転生者

作者: 宇水涼麻

 俺は、エミリオ・ソラナス、転生者だ。5歳の時、オヤジの眠気覚ましをマネして噛んでみたら、強烈に辛くて倒れた。記憶はそれしかない。

 前世は交通事故死だった。テンプレでは20歳の俺か?でも俺は70歳だ。バリバリバイク野郎で楽しんで生きていたのだが、信号無視野郎のせいで死んだ。

 

 絶対に5歳児になれない俺は、俺より若いオヤジに転生を話したら、俺のしゃべりで信じた。

 オヤジは商船を2隻持つ金持ちだった。

 この世界を勉強したいと頼んだら、執事のフィドルが家庭教師になった。


 フィドルにした俺の最初の質問は、

「この世界って魔法ある?」だった。

「ございません」

「嘘だろー!転生イコール魔法だろー!」


 飯はクソ不味かった。俺はすぐギブ。で、記憶を戻す原因の眠気覚ましを見たら、胡椒だった。料理人に作らせた飯は、少しはマシになった。まわりには衝撃的なうまさだったらしく、オヤジはこれで爆発的に金持ちになった。


 オヤジは、どこにでも俺を連れていった。そこでサトウキビと石灰石を見つけた。

 

 9歳で奴隷を買って、未開拓地へと行った。奴隷たちの待遇をよくしたら、よく働いた。農具の開発もした。

 俺は、デカイサトウキビ畑と、砂糖工場を3年で作った。


 え?サトウキビ作りも、砂糖作りに石灰必要かも、畑を育てるのに石灰いいよとかも、農具のことも知ってるかって?


 だって、


 俺、前世は田舎の農民だもん。え?バリバリのバイク野郎だよ、スーパーガブだけど。失礼だなっ!田舎にも信号はあるさっ。転生、テンプレ、これは孫娘と話をしたくて読んだ本の知識だよ。孫娘に借りたんだ。


 砂糖の金を元手に開拓したら、小さな国にぶつかり、その王国に入れと言われた。農業と商売は好きだが、政治は好きじゃないからまかせた。

 

 オヤジが集めた頭のいいやつに、記憶の蒸気機関について説明したら、俺が14歳の時、蒸気機関車になった。そこからは勝手に鉄道王だ。


 23歳で、娘ナディアが生まれた。まじで天使だった。前世も今もヤローばかりだったから、本当にカワイイ。


 ナディアが4歳の時、ナディアとアホポン王子が婚約した。


 アホポンは、何度も浮気をしたがそのたびに許してやった。そろそろ独立の準備もできたので、ナディアの婚約を解消しようとしたら、更にやらかしやがった。


 さて、どうしてやろう?

『パパは転生者』のお話のピックアップです。


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