7.
さて、新しく増えているスキルはーっと
『邪神の加護』
スキル所持者はステータスが全体的にあがりやすくなる。
同じ加護同士でなければ、加護は何者にも見通せない
女神の加護とは敵である。
『拷問卿』
拷問をするとき相手が感じる痛み数十倍に引き上げる。
決して拷問を受ける側は精神的に壊れることはない。
隷属した場合自動で破られることのない刻印が浮き出る。
『泥のダンジョンマスター』
20以上レベル差がある敵をダンジョンマスターLv.1で撃退したことで獲得。
瘴気生成スピード2倍。
ダンジョンモンスター微強化。
特殊進化の可能性微増。
「ん~ステータスとかダンジョンマスター的に有利になりそうなのはこのあたりか・・・てか、最初のミミズの値段的に思ってたんだけど、泥のダンジョンマスター1/1って。。。。僕以外いないじゃないか」
そして、それ以外を見ていると
『触手使い』
瘴蟲のランク2以上が生息し、なおかつ、ランク1が多数生息した場合与えられる。
触手好きなものの好感度大アップ。
『独善』
かの者は独りで裁く、何が悪で、何が正義などではない。
己の善により、すべてを決める。
「なんだろうなーうん、まぁいっか、うん、悪い奴を裁いただけだしね、うん、普通普通」
頭の痛いようなそんな話題はさっさと彼は忘れるようにした。
三人の盗賊を倒したことにより、入ってきた経験値や魔力を使い、いろいろと部屋を手直ししたりしていた。
部屋の内装を燭台ではなく光魔石にして、オンオフ機能をつけたり、ベットを軋まないものに変えたり、シーツなど敷布団を新しいのにしたり
そしてダンジョンマスターの部屋は人並みに快適に暮らせるように整備された、ついでに魔石で動くノートパソコンを買っていたことはこんな暇な場所では仕方のないことだとも思えてしまう。
「あーそうだ、部下の部屋作ったり、お風呂と水洗式トイレもいるよな・・・あと土系もあるんだし、畑や農業するやつもつくるか・・・」
「いえ、マスター私に部屋など不要です、泥の中で眠りますので」
「いや、汚いまま来ないでほしいし、一応大半肉体が蟲でも心は人間よ、発狂はしないだろうけど、寝ている時ぐらいゆっくりとさせてあげようよ、犯罪者にも休養は必要よ、希望があるからより絶望も大きくなるんだからね」
「まぁもう元の人間らしい感情や記憶は残ってないと思うけどね」
そう彼はニコニコしながら、また手直しをしていった。