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泥のダンジョンマスター  作者: ハル
66/255

60.


「おらぁぁぁぁ!!!!」


 襲い掛かってくる枝を剣で斬りながら、どうせ木の魔物なんて物理攻撃なんて斧や大剣じゃないと、斬れないし・・・斬ろうして途中で止まって抜けなくなっても嫌だから、セラを守るように私とキリックは戦っていた。


 そのあとも剣で斬りながら、後ろにいるセラに枝が行かないように、だいたいはキリックにその木の魔物のヘイトが来ているから、外れてこちら側にきているのだけを私は斬って。


 途中で他の魔物が乱入してくることもなく、セラの『ファイアトルネード』が完成して、その木の魔物は燃えた。ただ・・・


「燃え広がってるわよね・・・はぁ・・・」


 倒した後に自然消火などされるはずもなく、ある程度の威力や火力を抑えていたとしていても、ここは森の中、地面には草や、落ちてきた枯れ枝、落ち葉なんてのも少なからずあるわけで・・・


「小さいのは私達が頑張って消すから、セラはあっちの燃え広がってるほうをお願いね」


「了解よ」


 さて、私のほうは威力抑えめのファイアボールでできた火のほうに・・・最初のほうなら、足で踏むなどということでも消火できるから、よかったんだろうけど・・・戦闘している間もこちらのほうにはこなかったようだけど、燃え広がっている。幸いにも木のほうに燃え広がっているものはなく、火は草に広がっている。


 一度剣を鞘にしまいなおして、鞘が引っこ抜けないように布で固定、そして地面を軽く踏んで、固さを確かめる、少し鞘のほうを地面に刺して・・・


「スラッシュ!!」


 火のほうにスキルを使って向かって土をかける。それを何度か使って、ある程度の火にかけてその地面を踏んだら、消火完了。


「お前それ・・・鞘悪くなって、鍛冶屋に怒られるぞ」


 そういってるキリックは水袋から普通に水をかけて消火していた。


「貴重な水をやるなんて勿体ないじゃない!」


「一応あの像のところで補給できるだろうが」


 キリックはそう頭をかいて、私にそれを言う、だがしかし・・・


「あんな見た目水を私は水とは認めない!!!」


 見た目水の飲んだら泥の味なんて・・・認めない。一応ギルドからも飲み水扱いはされてる・・・飲んでも毒や害などはないと・・・


 そんなことをやっているうちにセラは大きなほうと残りの小さなほうを消火してくれた。


「あの魔物のほうに行ったんだけど、魔石が二つあったわね~何かしらの原因のもう一方かしら?」


 とセラは私に言ってきた。


「あとはここがどこかってことだよな」


 戦闘や消火が終わった後にキリックはそう言ってきた。


「こんなに焦げ臭い匂いを全方向に飛ばしたんだから、鼻がいかれてなければ、あの2人も気づくでしょう!」


 そう私は言ったんだけど・・・


「俺ら匂い消しのを服用してるから、そういうの無理なんじゃね?」

「・・・・」

「さて、アニスちゃん、方位磁石で方向お願いね」


 私達は方位磁石に従って、歩き出したのである。

 お気に入りの小説とモチベをあげるために同じ日に調整・・・・/////


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