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泥のダンジョンマスター  作者: ハル
64/255

58.



「今日はこのあたりで休もうかな?」


 戻る階段に近く、ある程度の広さでテントを広げられる。ここをキャンプ地と!!したい。


「キャンプ地にするのは賛成だけど、一応はここに出てくる魔物を調べて、その対策をして野営をしたほうがいいだろうよ」


 そうキリックが言う。


「何が出るかわからないっていう状態で野営ってのも怖いわよね」


 セラがキリックに同調するように答える。


「入り口近くに罠は軽く見た辺りはないし、俺とヌーがテントやらを張っておくわ。そっち3人で大声が届く範囲で軽く見て来てくれ」


 ラガックがそう言ってくる。ヌーはそれに頷いて同意している。


 木々に囲まれているということはそれだけ音が葉っぱなどに吸収されて、聞こえにくくなるだろうし、魔法を上にあげて知らせるということも、私達の背より大きな木が周りを囲んでいるんだ。見えるということはまずないだろう。本当に軽く戦闘を避けれるなら避けていきたい・・・ヌーからは戻る方向がもしわからなくなると困るからと私に方位磁石を手渡してくれた。


「・・・木ばっかりで迷いそうだね」


 少し歩いてみると周りは木ばかり・・・フィールド型の森のダンジョンだと思うから、仕方のないのだけど。


「本当にこれは道に迷いそうだよな・・・」


 キリックは来た道の木に解体用のナイフで軽く傷つけていたり、膝の高さまである雑草を足で踏み固めながら、簡易的ではあるけど、道標などを作っている。


「あら、この木よく燃える木よ?」


 そう周囲を見ながら歩き、同じような木の中で違う種類の木を指さしながら答える。


 違う種類の木なんてのも生えてるんだな・・・とは思ったけど、まず最初に口に出たのが・・・


「この森では火魔法厳禁ですよね・・・まぁ、普通の森でもそうですけど」


「当たり前のことだけどな、周囲に燃え移ったら使った俺らもただじゃすまないだろうな」


「まぁ、木々に燃え移らないようにしても、地面には雑草で火が燃え移ったりしちゃいそうだし、火を使ったとしても燃え広げないために水魔法を必要になるわよね、使うとしたら」


 3人がそれぞれ思ったことを口に出しながら・・・


「魔物は見つけられませんでしたけど、そろそろ戻りましょうか・・・」

「そうだな」

「そうね~」


 と私が口に出すと、私を先頭として、私達は来た道を戻り始めた。


 でも、確かにいたんだ。さっきまで鳥の羽ばたく音。鳴き声が聞こえなくなった。原因が。


 私達の後に。



 またお気に入りのが停止してる・・・また始まるまで期待して待とう。


 作者が夏のホラーを書いている~人を怖がらせたい!!


 できるかは・・・・知らない。

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