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泥のダンジョンマスター  作者: ハル
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魔物候補



怒熊(アングリーベア)


 この熊の魔物は雑食なんですけど基本的に肉が大好きですね。あ、もちろん人間のが大好物ですよ。当たり前じゃないですか。ですが、この魔物は強いには強いんですけど、人間の肉を好むということはよく人間が来るところに生息しているんですね。ほかにももっと強い魔物とかがいるんで、この熊は死肉のほうをよく食べてますね、生きてるのも好きなんですけど・・・まぁ、弱肉強食で襲っても死ぬか、大怪我ですしね。まぁ、死肉といっても丸ごとなんてあるわけもなく、ちょっとの残りカスなどを食べるのが多いですね。だって、もっと美味しい肉のところは倒した自分より強い魔物が食べているんですからね・・・残りカスでもその魔物の食事を邪魔したとみなされたら、すぐに殺されるぐらいにはこの熊はそこの生態では弱かったんですよね。

 なんでそんな生態に詳しいのかって、僕自身そこにいったこともありますよ、商会で使う魔物を捕獲しに行ったり、貴重な薬草を取りに行くとかで・・・ダンジョン商会の仕事に決まってるじゃないですか、人間社会でもあそこにある薬草なんてのは貴重で重宝されますけど、人食いの魔物は無理ですからね。

 どうやって種をまき散らすかですか、まず種を満杯にして熊の目の前に置きます。放置ですね。餓死寸前になれば嫌でも生きるために食べますし、そうなったら階層に転移。片っ端に襲っていきますよ、魔物や人間を・・・

 見つければ冒険者は逃げるか積極的に襲いますね、だって、人間が好物魔物だって知ってるんですけど、知らなくても人間見つければ熊のほうから全力で襲ってきますけどね。

 この子は色んなものが胃に残ってるので・・・まぁ、うん、冒険者でも心臓の近くの魔石しかとっていきませんよ、熊の胆嚢(たんのう)とか薬になる?って・・・まぁ、なりますけど、人を食いに食いまくって進化してる熊の胆嚢(たんのう)を薬にしたいという方はあまりいませんよ、この熊って、魔物ですらない熊のと同じくらいの効能ですし。人の肉を食べてない個体は凄く効能があがるそうなんですけど・・・この熊で人を食べないっていうのはほとんど考えられません。本能が人を襲えと言わんばかりにテイムしてもテイマー以外の人間は無差別に襲おうとして、止めたテイマーも食われましたしね。

 死体を分解しなければすぐに植物の芽が出ますね。



爆弾蟲(ボマーインセクト)


 雑食で消化が遅いことが特徴なんですよ。このモンスターは攻撃すると皮膚の一部が爆発してそれがヘドロ状の物体となって攻撃した人に襲い掛かってくるんですよね。マスターのあの泥ほどではないですけど強烈なにおいでそれに一度触れたら二度と落ちないといわれるほど後に残る匂いなんですよ、それで魔法などで攻撃した場合でも死んだら破裂して辺り一面にそのヘドロをまき散らします。消化が遅いこともあって死んだ場合に種を辺り一面にまき散らしますし、糞も消化しきれなかった種がある場合もあります、それにヘドロは匂いは最悪ですけど、肥料としてはとても優れているんですよ、匂いがなければ・・・倒した後のドロップも魔石程度ですし、それに倒した後のヘドロの飛距離って結構ありますし、その魔石を取りに行くために近くまで行かないといけないわけですし、ある程度の強さの割にはほとんど相手にされない魔物ですね。

 ん?この魔物の生息地ですか?・・・あぁ、この魔物は基本的に雑食ですけど、鉱山に住んでいたり、砂漠などに生息していますね。

 この魔物はあればですけど、鉱山などででる燃える黒い石や、砂漠などで稀に出てくる黒いヘドロ状の液体を好んで飲んだり食べたりしますね・・・人間が食べられるわけないですから・・・手出ししなければ大人しいので、そういう駆除やゴミ処理などをしてくれていますね・・・町に入り込もうとして門の前で大爆発したという話の後からはみなさんやらなくなりましたけどね。



音鳥(ソニックバード)


 雷の音のようにこちらに移動音が聞こえてきたころにはもう既にいないような鳥ということでこんな名前がつけられた魔物ですね。草食ですよ。このモンスターって基本的に攻撃されることはないですね。

 この魔物を倒すとしたら、猟師がたまたま投げた石が鳥にあたって、その鳥が狼に持ち去られ、その狼が(オーク)に襲われて、意気揚々と帰路に着こうとした(オーク)がたまたま今日作ったばかりの猟師が作った落とし穴にハマって落ちて足を折り、その猟師に仕留められるぐらいの幸運がなければ無理ですね。実際この魔物このスピードの中でもきっちり目が見えてて魔法や障害物などはちゃんと避けていくんですけどね。あ・・・この魔物は幼生の時から育てていると非常に人に懐きやすく、伝書鳥として凄く有能なんですよね。知能が普通の人間の大人程度にはあるのですよ。

 生息地はその鳥の性格によって変わりますね、暑すぎず寒すぎないところが好きなようですけど、まぁ、懐いてる人がそこに行くのであれば多少の環境もついてきてくれるいい鳥なんですよね。

 この魔物は命令していれば、ちゃんと種を落としてくれますし、上空から嫌がらせもしてくれるいい魔物なんですけど、ほかのに比べると耐久で酷く劣るので、誰かと文通するなんてことが・・・マスターにはありえない話でしたね、すみません、忘れてください。



邪木(イービルツリー)


 この魔物は・・・まぁ、木ですから普通に地面からの栄養を取って成長していきますよ・・・なんでもかんでも魔物でも人間や魔物を食べる種類ではないんですよ。瘴気を多く含んだところを好むというか、自然で生えてるところはだいたい殺し合いが発生してましたね。例え話というか、実際に合った話なんですけど、ある資産家が古戦場跡地に木を植えたら、数年後には木が邪木に自然となっていたことがありました・・・まぁ、なっていたとしても、基本的に手を出さなければ人畜無害なので放置ですね。

 攻撃される場合ですけど、その戦場で人を殺したことがある人がいったら森に殺されましたね。そのことから邪木には生えてる周辺で殺された人のことがある霊が宿っているんだとおもんですよ、実際別の国で人を何人も殺している凶悪な犯罪者をその森に転移させても生き残りましたからね。まぁ、それが生きていても意味ないことなのできっちりと処理したんですけどね。

 木だから移動なんて・・・まぁ、できることにはできるんですけど、本当に死にそうなときとか森が燃やされたときは根っこを地面から出して走りますよ。えぇ、走ります。魔法的なものなんて一切ないです。ただただ木が走ります。実際その森を燃やして逃げるところを見た僕が証明しますよ。

 まぁ、死にそうなときなんてだいたい瀕死なんで根っこを出す前に死んでしまいますけどね。

 まぁ、ダンジョン内でこんな森が多い場所に出現したとしても毎日通ってる冒険者が見て気づかれるかもしれません、不自然に木が増えてるんですから。ですから、次の魔物と紹介するんですよ。

 あ、種のことですか・・・まぁ、この魔物も簡単な命令なんかは聞いてくれるので、ある程度の量の種を投げると破れそうな何かで包んでから枝に括り付けて、投げ飛ばしてもらいます。

 それがもっと進化すれば、爆発蟲を投げ飛ばして広範囲に色んなものをまき散らすことも・・・これはやめておきましょうか。



幻花(ファントムフラワー)


 この魔物も基本的に花ですから地面から栄養を取って成長していくんですよ。この魔物は基本的に地面にしみ込んだ血が大好きです。もちろん邪木がある程度生えてるようなところには自然と生えてきますね。

 この魔物は基本的に自分で殺すなんてことはしませんし、できません。まぁ、魔物ですし、血が大好きなので血を得るために何かしらをするんですけど、聞きたいですか?まぁ、聞かなきゃまた最初から説明するんですけどね。

 この魔物の特徴はまず一番最初にあげられるのは小さいということですね。身を隠すことに長けています。

 二つ目に名の通りに幻覚を見せること、使うことができるんですよね。花粉の成分にも幻覚作用が含まれています。

 三つ目にこの魔物は人間のような、獣のような脳に当たるようなところがないように本能でそれをやっているように思われるんですけど、実際はこっちの指示もちゃんと理解できますし、幻覚を破られない相手を見分ける知能というか能力、つまり相手の魔力を見れるなんてのも持っていたりします。

 ある程度っていってっも、普通の人が持ってるような魔力ではなくて、魔術師、聖職者なんてのが持っている魔力の量で自分がかけられる幻覚がどうなのかを見分けられるんですね。まぁ、花粉のほうは魔力なんてのは関係なしにかかるんですけどね。この花粉は一種類だけですし、出す出さないかもこの魔物自身が決められますよ。その幻覚とは単純に辺りに霧が立ち込めるようなものですね。

 それに自分が書ける幻覚で仲間が遠くから走ってきたように見えて近くの別にいる魔物に幻覚をかけてその冒険者を襲わせたり、冒険者同士が魔物に見れるような幻覚をかけてみたり。

 この幻覚は自分より魔力の大きいものにはすぐに解呪されてしますので、同士討ちを狙うのなら戦士や盗賊辺りに襲わせますね。

 察しのいい盗賊なんてのは自分の耳でそれがちゃんと人間の足音ではないとか気づいて魔物をけしかけてもすぐに殺しちゃうんですけど、仲間の幻覚だとそれはやりにくいし、もしということも考えられますし、それで多少のケガをしたりして血が地面に流れればある程度満足しますよ、この魔物。

 もっと上位種になれば、目だけの幻覚ではなく、声、触感、匂い、味なんてのも再現して、自分の殺した人を襲わせたり、死んだり、助けられなかった人を相手の目の前に出して恨み言を言わせたり、全ての感覚を麻痺させたりしたりもできますね。

 あぁ、だから、この花と今さっき紹介した邪木を合わせてやれば、突然木が生えてくるような違和感にもだいたいの人が幻覚の作用で気づかない、気づいたとしても共生している邪木がなんとかしてくれるという寸法ですよ。

 種はですね。まぁ、幻覚で何とかしてもらいますよ。これに関してはこの呼び出した花に説明して、自らやらせたほうがうまくいく気がするんですよね。僕は。



木竜(ツリードラゴン)


 この魔物は大森林に極々稀にいますよ。この魔物は竜ですしね。木という属性の下位ではありますけど、属性竜です。光合成なんかでも栄養がとれるみたいなんですけど、襲ってきたものはだいたい食べて自分の栄養にする雑食ですね。基本的に何でも食べるわけじゃないですよ。光合成でほぼすべての栄養を取れますし、地面に足につければ、木の根のように自然と地面から栄養と水を取ろうと思えば取れます。

 穏やかな性格ですし、大森林にいるということは自然と共に生きているということなので、よほどのことがない限りは地面から周辺の木々が枯れない程度の栄養を貰って他に補えるところは光合成を使って賄っているんですからね。だから、木々から栄養を奪って枯らしてるんじゃないかとボソッと言わないでくださいよ、マスター。

 この魔物と種についてですけど、この魔物がいる土地は豊穣の土地として知られますよ。まぁ、自分を覆い隠すためにも木という背の高い植物をよく伸ばしていくんですけどね。そりゃ、竜は竜でも下位の属性竜です。そこらの人間には倒されはしませんけど、ある程度の上位の冒険者、高位の魔物、同じ竜でも属性の相性が悪い竜なんかには狙われ食べられ剥ぎ取られますね。素材として。

 ですから、種をてきとーにどんな立地の悪い環境だとしてもこの魔物がいれば、種が地面についてさえいれば成長しますね。

 こういうこの竜の住む森には豊穣という恩恵もありますから、肉なんてのを余り取らない植物系の魔物やこの魔物を崇める住人なんてのもだいたい近くに住んでいて、無闇やたらと乱獲なんてのはされませんよ。しようとすれば魔物やら住人やらで滅多打ちです。

 住んでいる住人というのが、森妖精エルフっていう耳の長い種族でして、無闇やたらに乱獲をしそうな悪いのをこの魔物に近づく前に殺しますね。この魔物と森妖精エルフというのは共生関係にありますね。共生ではなく一方的に崇めているだけかもしれませんけど、あまりそっち方面については興味がありません。

 あ、でも、この魔物を買うとしても5階層分になると幼生体の比較的小さい個体になるので・・・周辺の魔物をある程度厄介なのにしたほうがいいですよ、肉食の魔物以外で。



女王蟻(クイーンアント)


 この魔物は自分で地下深くに巣穴を作って生活していますね。雑食ですね。女王を頂点として組織的に動く魔物です。・・いえ、国ですかね。ですので、女王を倒されるものなら統率などが取れなくなり、酷いことになりますね。

 働き蟻、兵隊蟻・・・これ多いんですよね。種類というかなんというか・・・あげてくと、戦士、騎士、剣士、盗賊、魔術師、聖職者、侍女、近衛兵、将軍、王女。総じて軍隊とでも言いましょうかね。あと場所によっては漁師なんてのもいたりしますよ・・・

 ダンジョン内以外、つまり外で蟻を見かけたら、群れからはぐれた蟻か、それとも若い女王の個体がそこらへんで新しく巣を作ったのかですけど・・・・まぁ、見かけたらすぐに大規模討伐体が組まれますね。

 この女王という個体は1日に1000以上の卵を産みます。まぁ、ある程度能力のある個体だけを産むことに絞るなら1日20体ほどの卵を産みます。

 1000以上の場合は数にものを言わせてますから、生まれる個体はだいたいは働き蟻か兵隊蟻ですね。稀に職業を生まれもった個体も生まれますけど、1000のうちの数体ですね。

 20の場合は確実に職業を持った個体を産みます。1000の生まれた職業の個体よりも能力が高く、厄介です。上位の冒険者パーティが万全の状態で臨んだなら、女王と20体の職業持ちでもギリギリ勝てるぐらいの強さですね。

 つまり1日1日討伐する時間が遅れれば遅れるほど、恐ろしいほどの数の軍隊となるのがこの女王蟻の特徴です。

 まぁ、この魔物を召喚するにしても、ある程度の食料の確保とダンジョン最奥での蟻の居住区作り、王という女王と比べれば天と地ほどの値段に差がある魔物、まぁ、ほとんどのポイント使わないといけないですけどね。

 種に関しては女王が命じればどの個体も命令を忠実に行ってくれますよ。

 餌がないからと言って同族、卵を食べるような命令をすると、嫌悪感を抱きます。普通ですよね。自分の子供を食べろっていうんですから、女王という個体はある程度の知能、そして感情なんてのもあります。戦闘時に子どもを殺されたからと言って激昂なんてしませんけど、命令されて自分の子どもを己で食うなんて行為をさせたら、まぁ、半月ほど続ければ、反乱を起こされてダンジョンを乗っ取られますね。

 そんなことをしなければいいだけの話ですよ、ちゃんと住める環境、ある程度の餌、本能に無理のない命令をしていればよほどのことがない限り反乱なんてことは起きません。



屍臭花(ラフレシア)


 名の通り花なんですけどね・・・雑食な花ですけど、まぁ、何もしなれば地面からただ栄養や水を取っているだけの魔物ですね。

 見た目はそこらへんに生えていそうな小さな野花ですね。・・・大きさ?もちろん、ある程度の大きさを飲み込めるほどに大きくて綺麗な野花ですよ。

 この花も幻花と同様に幻覚作用のある花粉なんてのを常時飛ばしてますけど、幻花とは違って匂いに特徴があります。とても臭いことですよ。

 まぁ、人間がそれに引き寄せられるということがわかると匂いの質が変わって今度はこっちに人間がいるぞということを魔物たちに教えますね・・・厄介な人間が倒し終わったら横から倒して疲弊しているであろう魔物を食べて、死体になってる人間を食べるんですけどね。幻花と違ってちゃんとした攻撃手段があるので、ちゃんと弱ってる魔物や自分より弱い魔物や人間なら簡単に殺してしまいます。

 そういえば、思ったんですけど、だいたいの人間6~10階層で匂い消しを服用していますし、この匂いに気づかずに何の疑いもせずにおびき出されるかもしれませんね。

 これの生態ですか・・・どこにでも咲きますね、ある程度の魔物の死体、そしてその魔物が生前食べていたものにラフレシアの種があることが条件でどこにでも咲きますけど、よほどのことがない限り冒険者が魔物の死体を放置なんてしませんし、魔物がその寄生されている倒したとしても、ちゃんと食べますしね。

 胃の中に残っているであろうラフレシアの種を食べてしまうとその個体も寄生されてしまううですけど。人間が生のまま食べるわけないのでそれが起きうるのは魔物だけですね。火を通せば種は死にますよ。

 木竜ほどではありませんけど、この魔物も周囲の成長を促進させることができるので、近くに種をまいていけば、勝手に成長してくれるでしょう、自身の姿を隠すためにもね。

 魔物の説明楽しい((悟り


 候補3つだけではないよ・・・あとで書く(((タブン

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