43.
ドワーフと4人組が来てから、冒険者らしい人たちは来なかった。
まぁ、1週間もしないうちにテントなどをもっていた5人組の冒険者?らしきものたちが来たんだが・・・まぁ、全員軽装備で冒険者らしい服装や防具などだったのだが、誰1人としてダンジョンに入ろうともせず、ダンジョンの入り口でずっとその様子を監視していた。
一週間もするとその5人組とは別の5人組がきたが、今度はこっちに入ろうとする者が1人いたが、その1人の相方で見張りをしていた奴に告げ口をされたのか、一番その5人組で年齢が高そうな人物に模擬戦を挑まれボコボコにされるのがその相方が告げ口をした日から続いた。
代わりにきたもう一組がそのボコボコにされている者の様子を見ると若い者たちはその様子に顔を青くしていたが、年齢が一番高そうな人物がその模擬戦でボコボコにしていた人物に事情を説明すると、「それは仕方ない」という感じでうんうんとうなづいていた。
そういう者たちがいる日々が続くのだが・・・
4回目の者たちは1週間の食料や、自分たちの武器防具以外にもノコギリや釘、工具らしきものを持っていて、近くの木などを伐採するためか5人から10人ほどに人数が増えていた、いつもの見張りをする2人という人数は変わらないが、見張りをしていた前の組以外は体調不良以外は全員で夜以外は作業をしていた。
5回目には小さいが確かに小屋のようなものが建っていた・・・あれ?小屋って一週間で建てるものか?あれれ木の乾燥とかそういうのがあるんじゃないのかなという地味な疑問もあったが、魔法なんて便利なものがあるんだ、それですべて解決するんだろうなと自分で勝手に納得して、このダンジョン入り口観察が続くのであった。
6回目にはテント暮らしから小屋暮らしになっていた見張りだったが、10人から5人に人数は減っていた、あの人数はさすがに小屋を建てるための人数だったのかなと少し辺りが広く感じるように見えているダンジョン前の様子をダンジョンコアから眺めていた。
1回目には少しダンジョンからゴブリンなどを出してそれを襲わせてみたが、全滅し・・・数回はやっていたんだ・・・ここでもっと強い奴を召喚してけしかけてみようかなと思ったらマリウスが出てきて「このダンジョンを危険認定の討伐対象ダンジョンにしたいのであれば勝手にすればいいじゃないですか、マスターがダンジョンマスターでありここでの最大権力者なんですから、まぁ、僕は危険認定されたら逃げますけどね」といい笑顔で答えてくれてやめた。
ついでに「頻繁にダンジョンから魔物が出るダンジョンはダンジョン暴走を疑われますからほどほどに」と忠告された。
おぉ~お気に入りの小説が更新されているぞぉぉぉぉ
お気に入りは読専にとっての心のオアシスや~