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泥のダンジョンマスター  作者: ハル
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42.ダンジョン視点


 あれからのダンジョンはそれはもう過酷な日々であった。


 他のダンジョンからダンジョンバトルを挑まれ、俺達はボロボロにそれも休むために休養で近くの湖に外征に行けば、封印されていた水龍が目覚め、俺達とバトル・・・数多くの仲間を失ってダンジョンに戻って待っていたのは勇者達で、そこに待ち受けていたのは残酷な滅びでしかなかった。


 あぁ・・・楽しかったな・・・・


「何アホなこと言ってるんですか・・・このマスターは」


 そこには水龍に丸飲みにされたはずのダニエル・・・


「痛い、痛いです、アイアンクローはやめて!」


「故意に何回も間違えられると正直死ねと思いますし、死ねと思ってる相手に自分が殺されている小説を書かれているのを見るとなんだか殴りたくなりますよね」 


 マリウスが座っている佐原の顔を掴み、握りつぶさない程度に力を込めているのか、佐原はジタバタと手を外そうと暴れもがいている・・・しかし、悲しいかな、マリウスは佐原より背は低かったが力は強かった。


「何か僕に言うべきことはないですかね?」


 その問いの間にもどんどんと佐原の顔は握るマリウスの手の力は徐々に強くなっていく。


「あぁぁぁぁ!ご、ごめんなさい」


 佐原がマリウスに素直に謝罪をすると手を離し、手を離された佐原は元に椅子にもたれかかり、呻いている。


「はぁ・・・で、何やってるんですか」


 ドワーフと愉快な仲間達が来てから、誰も来ていない・・・だから、暇なのだ、分かってくれ。


「そんな無言で分かってくれなんて視線送られても僕は読心術なんてできないのでわからないのではっきりと言葉にして言ってくださいね」


「どこにも投稿できない俺の手記的なものをパソコンのメモに書いてにやにやしてた」


「ここのどこにあなたのハーレムなんてあるんですか?ていうか、あなた僕より弱いですよね?なんですか?この勇者との死闘って?それに戦闘シーン多すぎて引きます、こんな激戦ばっかのダンジョンなんてそうそうこの世界に存在しませんよ。あなたダンジョン内から出れないじゃないですか」


「夢の中の話だし・・・いいじゃないか、夢を見たって・・・」


「まぁ、そうですけど、僕と似た容姿な登場人物が無残に創作上のキャラクターに殺されて面白い読者なんていませんよね?普通に考えて」


 おっしゃる通りでございます。


「はい、土下座して分かればいいですよ、はぁ・・・次に似たようなの見つけたらこれ壊しますよ」


 にっこりとほほ笑んだその姿には・・・どこか・・・冷たいようなじゃない、あれはやると言ったらやる目と冷たい声音で言っていた・・・このキャラクターは没か・・・


 どこがどこだか分からなくなってきたから、視点の最初だけどこ視点なのかわかるようにしよっと・・・


 今後書き書いているときに思い出したんだけど、お気に入りの小説が更新されてなかったわ・・・新しいお気に入りを見つけてその存在を少し薄くしていたみたいだ・・・俺は読専失格だ!

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