36.
そうして冒険者たちは6階層にいったわけだが・・・・
「なんですか、あれ、僕あれほどひどいなんて思いませんでした」
絶賛マリウスに正座を強制されていた。
「まだあの設計してあの泥水が含まれていた泥団子をコボルトに渡したときは普通より少しきついかなという刺激臭でしたよね?」
「えぇ・・・はい」
「なんで獣人が嗅いだだけで気絶するほどの刺激臭になっているんですかね?マスター」
その声は確かに無関係な他人から聞けば、大人が幼子にやさしく問いかけている声音に聞こえるかもしれない・・・だが、俺にはわかる、何度も何度も怒られた俺には分かるんだ!!この正座しているときにマリウスが見下ろすときの冷たい目、問いかけるように問い詰めるようにどこか恐ろしく俺の耳の中で反響する声音、その二つがあらわすこととは・・・・
一時間正座&説教コース
「はぁーで、やっぱりあの酷い泥水は回収されていませんね」
足が痺れ、心が説教により疲弊し、ゲームというオアシスをマリウスの監視の中やるという行為をするという勇気はすでになく・・・マリウスとともに6階層にある泥水の罠のところを見ていた。
「ん???罠って普通回収されるよな?」
「まぁ・・・普通はされますよ、でも、アホマス、こほん、マスター自分の吐瀉物をまた食べたいと思うダンジョンマスターはいますか?」
「なにその拷問?」
「まぁ、これは極端な例えですけど、ん~ダンジョンマスターとダンジョンというものは繋がっています、言うなればダンジョンマスターのお腹の中がダンジョンという空間ということもできます」
「ふむふむ」
ここは怒りを別の方向に向けさせるためにもマリウスの話に大人しく耳を傾けておく。
「ダンジョンに出てくる魔物は入り口から入ってきた食べ物を消化するもの、そしてその入ってきたものが死んだらダンジョンの栄養として吸収されます、ダンジョンの基本的な罠なども魔物と同じで消化するものの役割を持っている物なので発動したとしても一定時間がたてばもとに戻ったりしますね」
「ほむほむ」
俺は話を聞きながら、ダンジョンコアのそばに置いてあったポテトチップスを食べようとしたらマリウスに右手を叩かれて、ダンジョンコアのほうへと体ごと向きなおさせられる。
「あれを罠としてダンジョンマスターが置いたとしても、凄く臭いと自分でも思っている物を直すと思いますか?」
「思いません」
つまり、あれだ・・・・臭すぎたってことだな・・・
「どうせあとからあの団子よりひどいことになった匂いにコボルトたちから苦情が僕に届くと思いますので、あの泥でもなんでも食べてくれるスライムを購入するか決めておいてくださいね」
コボルト達からもあの泥についての苦情などもきて、マリウスから言われていたこともありスライムの動員を決定された。
スライムが参加した後には・・・コボルトたちの苦情もなくなって、ダンジョンコアや俺の部屋なども食べかすなどが散った部屋ではなくなっって、掃除いらずとなった。
久しぶりに人狼をやってると楽しい・・・・更新はされてないな・・・
少し更新遅れた理由?人狼やってて小説なんて頭の片隅に追いやられていたのさ・・・