33.ダンジョン視点
俺達がいつものように麻雀をやっていると・・・
え?なに?麻雀なんてあるのか?
ははは・・・ポイントゲームさ。。。NPC相手のは安いんだ・・・
現実でやろうとしてもマリウスは聞いてくれない、子どもは二人きりだと逃げる、モンスター?なついてくれてはいるけど基本的にそんな知能がある種類を俺が召喚してないさ・・・しかも、俺はダンジョンコアやノートパソコンのサポートなしでは役が分からないから当の本人である俺もやる気はない。
なら、なんで誘おうとしてたんだって?初心者なら勝てるかなって・・・不純な動機なんてないさ・・・
さて、凄く俺以外にはどうでもいいことを思っていたが、どうやらダンジョンの入口に今度こそ冒険者っぽい見た目をした五人が来ている。
おっさんと今にも野性味が出てきそうな女性となよなよしたローブ姿の男と、猫耳と尻尾?と熊耳っぽい、だがどちらとも男だ。
・・・子どもの種類?ははは、これだけ生活している気がするのに見たことがないダンジョンマスターがここにいる。
さて、今夜はここで野営するようだ・・・ゴブリンでもけしかけるかなんて思っていたら、魔法使いっぽい男がダンジョンの入口近くにたって、詠唱し始めたらと思ったら、ダンジョン入り口近くの土が盛り上がってきており、そこから石が出てきてダンジョンの入口を塞いだ・・・・おうふ
俺の華麗なる夜襲戦略が・・・・
ここで堅そうだな・・・と思っていたら
崩れ去った・・・
俺も魔法使いの男に呆然とした表情になって『ダンジョンの入口って塞げないんだな』と初めてこの時に気づいた・・・
実際人呼びこんんで殺して強くなれ~っていうダンジョンを塞ぐ理由なんて今のダンジョンマスターになっている俺には・・・あれ?俺そんなダンジョンマスターとしてあんまり殺してないよな・・・いや、これは気にしたら負けだ・・・そうだ、俺はまだ新米ダンジョンマスターだからな、きっとこれからバンバンやるかもしれないからな、うん。
そうしているうちにもう外は日が暮れたのか、画面は薄暗くなり、外にある焚き火の光と薄暗い月明かりだけが彼らの周りを照らしていた。
普通に食事をし、順番に就寝し、残るものは外で見張りをするようだ・・・明日絶対このダンジョンに来るよね?っていうか、確実に来ると思ってる俺は今日はゲームをしないで、早めに寝て明日に備えることにしたのである。
ちょっとこのゲームいいところで終わったから、少しだけほんの少しだけ!このゲームの続きをしてから寝よう、うん、そう決めた。
ダンジョンマスター(笑)の視点に変わります~
猫耳とか熊耳とか言ってるけど、実際にそれかどうかなんて知らないさ・・・ダンジョンマスターの勝手な見解なんだからね!
本気で狂った主人公になり切れないマスターさん~ゲームのせいだね、きっと