29.
ダンジョンに入ってから三日目
俺達は五階層に降りて、探索し始めたら、宝箱を見つける間もなく怪しい扉を発見した。
「ボス部屋だよな・・・」
「そうですね・・・」
そんなことを言いながらも装備の点検などをしていく。
「・・・五階層ではまだ宝箱を見つけていないが、まぁ、ボス部屋の前に余計な体力を使うのをあれだよな」
「ここのボスがどのくらいのレベルか分からないんだから仕方ないじゃない、ここまでの道中のが霞むくらい強いって可能性も初ダンジョンなんだから私達には分からないんだから」
そうナタリーが言った。
「まぁ・・・言うなれば俺らが先遣隊だからな・・・さて、準備はいいか?」
俺は周りの仲間たちを見渡して準備ができているかを確認を取った後、ボス部屋へと足を踏み入れた。
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「道中通りな強さだったな」
俺はそう言いながら六階層へと続く階段を下りていく。
「ゴブリンリーダーでしたもんね」
「雑魚だったわね」
「いや、道中のが霞むくらいなのは絶対なかったぞ」
「・・・うむ」
ボスを撃破したあとから出てきた宝箱には・・・さすがに罠などは仕掛けられてはおらず、出てきたのは下級ポーションだった。
下りきった後の光景は1階層から5階層と変わらず石の壁だった・・・・
「さて・・・このダンジョンは洞窟型か・・・・」
「歩きにくいし・・・暗いし・・・面倒ですね」
そんな愚痴を言いながらも俺達はダンジョンへと進んでいったのだが・・・・
「おええええええええ」
「・・・・・・・・」
「なんだいだらしないね」
「・・・・(気絶)」
「・・・・・・・・・・」
足を踏み出したところで、上から泥が降ってきた・・・俺の罠感知に反応しなかったから自然が生み出したトラップだ・・・害もない・・・そう害がないからな・・・・反応しなかったのか?いや・・・・そんなことよりもとにかく臭い・・・・
「・・・これは・・・あぁ・・・なんだ・・・」
ナタリーが平気そうにこちらを心配する姿・・・・奴の鼻は腐って使い物になら・・・いや、仲間だからな、この状況でまだ動ける仲間は大事だな。
「おい、ガネル!」
弟子に声をかけてみても、反応は帰ってこない。
「あーこれは立ったまま白目向いてるね・・・ガネルもデニスも」
「あぁ・・・獣人族か・・・・そうか・・・・いや、俺でも吐くから考えてみりゃ無理だよな、獣人族が耐えているなんて」
そうして俺とナタリー2人で、俺がガネルとルオス、ナタリーがデニスを引きずって六階層から五階層へと続く階段へと運んでいき、ガネル、ルオス、荷物、デニスの順番でボスがいない部屋へと運んで行った。
間に合った、だ、と・・・
そうね・・・俺タグ見てて思ったんだ・・・これダークかな?って・・・
思っても考えちゃいけないね・・・もっとエグいの書こうと思ったんだけどね
無理だったね・・・これからダーク要素は出てくるのか!?