27.
ルオスは木陰にもたれかかさており、デニスは黙々と食事の準備をしていた、そしてガネルとナタリーは枯れ枝を拾い集めていた。
「おいおい・・・森の中は、食事の匂いで獣や魔物が寄ってくるから、干し肉だろ?」
「・・・・えっと、ここ・・・あれで・・・」
デニスが何か言おうと口ごもっているとその様子を遠目で見ていたのかガネルがやってきた。
「あ!師匠、村に出てからは獣の匂いとか多かったんですけど、ここら辺は獣匂い全然しないですよ、むしろ周辺にゴブリンの匂いがありますけど、この洞窟が一番濃いですよ」
「なおさら、ここがゴブリンの巣だったとして、寄ってこないか?」
「あ・・・・・それもそうですね」
「はぁ・・・後は休むぐらいだ、そのぐらいなら俺がこの洞窟の入口を一時的にだが、塞ぐのはどうだろうか」
少し休んで立ち上がれる程度には元気になったのかルオスがこっちに寄ってきて、提案をしてくる。
「ん~でも、もしもの時のために魔力のほうは大丈夫か?」
「あぁ、問題ない・・・道中の魔物もいなかったからな、あったのは険しい道だけだからな、いかに平坦な道がいいのかよく分かったさ・・・厳しい傾斜、見にくい地面、引っかかる木の根・・・はぁ・・・」
そう言っている彼の着ているローブには所々草や土がついていた。
「お、おう・・・あいつらの言ってたダンジョンの場所の情報が少なくてお前には厳しい道になったのはすまんな」
「いや、さて・・・こんなことを言っても始まらないからな・・・石壁」
そうすると洞窟を塞ぐようにして、石の壁が出現した・・・と思ったら、音を立てて崩れ落ちた。
「・・・・え?」
「「ダンジョンだな(ですね)」」
音を立てて崩れた石壁を見ながら俺達はそう言った。
「あぁ、なら、普通に食事でもいいか」
「そうですね、明日はこのダンジョンの探索ですからいいもの食べたいですもんね」
「あ・・・あぁ、そ、そうだな」
それから枯れ枝を集めて戻ってきたナタリーにガネルは集めていないのを見つかり蹴飛ばされ、俺は周囲を警戒と野営するためのテントをルオスと共に張り出し、デニスは黙々と美味しい夕飯を作っていた。
夜営の見張りの順番だが、俺とデニス、デニスとルオス、ナタリーとガネルの順番で夜営の見張りをすることになった。
ダンジョン探索という名の目玉を書き出さない作者がここにいます。
1000文字でテキトーに思いついたころ書いてるからね、仕方ないね。
人ろ●はね、過酷だね、進行とかつらいね・・・・((白目