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泥のダンジョンマスター  作者: ハル
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2.

「あぁ、頭がわれるようにぐわんぐわんするわ」


彼がそうして頭痛で転げ回っている時にダンジョンコアから様々な情報が表示されていた。


「そういえば、このゲーム最初にダンジョンの出現位置や、属性とかなんか色々決めるんだったな」


彼は表示されている情報を眺めた。


言語が違って、何が書かれているか分からないはず。だというのにそれが読め、理解できる。


「知らないはずの文字や情報が…なんか分かる、今さっきのやつのせいか?」


そうと分かれば、「どの国がいいかな?」と大陸地図を眺めて吟味する。土地の特徴など、今しがた頭の中に入れられた情報を考えると


「うん、わからん、昨日発売したばかりのゲームだしな」


とりあえず、彼は土属性を選択した。次に選ぶのは出現場所。


画面の隅の方にランダムという定番な、いや、現実なのだから、人任せな、いや、神任せな選択だけど、彼はそれをポチッと押した。


「お?王国の沼地かーへぇーそう、ランダムにはしたら変更できないのね……」


『ダンジョン特殊派生属性沼』


「へ?」


場所が決定したら突然ダンジョンコアから声がした。


「うーん、まぁ、ダンジョン作るか!」


土系ダンジョンにして沼系統に進化にしたからなのか、落とし穴や沼系統の罠や部屋がほかの材質のものより幾分か安くなっている。


「全部沼系のものにしよう、安いし」


鼻歌まじりに一本道の廊下とその途中途中に小さな小部屋3つとその先には人間の大きさでは通ることのできない細い通路を何本か通した。


「沼の中にちょっと位置とかずらしたり、穴をあけたり、槍がでるような罠とか、天井からいきなり泥が大量に落ちてくるように罠と小部屋を連動したりして、よし」


そう鼻歌まじりに鬼畜な罠を作っていく彼は一応このゲームの初心者である。。。


よし、次はあれだ、瘴気自動生成器!


それぞれ小部屋に設置してゆく。


瘴気自動生成器とはその名の通り、周りの環境によって瘴気を生み出し、そのダンジョンに対応した魔物を生み出す魔法陣である。


それぞれ発生レベルを最低の1にして、魔法陣が1分間に生成する瘴気は10である。


「ん~何が生まれるかな~ゴブリンかゴーレム系かモグラとかそういうのかな~」


と今か今かと発生する魔物を見守っていた。






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