17.
説教が終わってからのダンジョン改革を二人で話し合っていた。
「さすがに初心者呼ぶにも泥100%の湿気で皮の防具の質も悪くなって、頭からかぶる兜系は頭の中が悲惨の一言ですよ、汗で蒸れて気持ち悪さ200%です、嫌がらせにはいいかもしれませんがもっと中盤からですね、それに旨味の宝箱も魔物から取れる素材もありませんし・・・まずは泥を消しましょう」
「・・・さすがにそれは」
今まで苦楽を共にしてきた泥を消すなんて・・・雨の日も風の日だって、一緒にいてくれたのに・・・
「設定いじらない限りこの部屋に豪雨や嵐起こすなんて変態なダンジョンマスターしかしませんよ、全部消すとこのダンジョンの利点を消してしまいますし、泥って難攻不落ってほど強くもないですしね・・・まずは泥の比率を下げます、全部を全部消すのは初心者をターゲットとして呼びたいわけですよ、弱いうちは1~5層は洞窟系でいきたいですね」
「ポイントめっちゃかかるやん・・・・」
「さっきしっかりとポイント確認して10層までやっても余裕ってこと確認しましたよ・・・なんですか、2階層しかない初心者ダンジョンにドラゴンでも召喚するつもりだったんですか」
見られていた、だ、と・・・ダンジョン商会のダニエル侮れない。
「ボソッとつぶやいてる、ダニエルって誰ですか、僕の名前はマリウスって言いましたよね!?」
「はぁ・・・2ちゃんねるの夢が遠のくな・・・まぁ、脳筋のせいでこの世界の冒険者が強いってことも実感したし、あれは例外だと思いたいが、生き残ることが優先か、生きてまたポイント貯めて買うんだ・・・・」
「僕の抗議は無視ですか!?まぁ、いいですよ・・・こんな理不尽な人から名作が生まれるなんて・・・」
「まぁ、うん、ごめんな、久しぶりに人と話せたからな・・・・今までぼっちで会話をするのは画面の向こうのお友達だけだったからな・・・ふふふふふ」
「なんでそんないきなり暗くなるんですか!?あぁ、もう!早く改装しますよ、マスター」
「はいはい、了解」
元の1階層と2階層を一番下にして、1~5階層を洞窟型にして追加、泥を2割程度にして、そこには蟲の召喚陣を追加っと、階段のほうは泥に入らないといけないようにしてっと
「あ、そうだ、5階層ごとに階層ボスってのを追加して誰もかれもが下に行けないようにしたほうがいいですよ」
雑魚と実力者の選別か、それに軍団で押し寄せられても嫌だしな・・・
「なら、5階層の最後にはゴブリンリーダーと取り巻きゴブリンを10匹程度で購入っと」
リーダーだけ死んだら、また、購入っと・・・それに宝箱か・・・・
「木の宝箱ってのが一番いいですよ、値段も安いですし、初心者にあればいい程度ですから、5階層には倒したら毎回中身が出るものを、それ1~5階層のどっかに宝箱を設置しといたほうがいいですよ、こっちは1か月に一回程度ランダムに場所を入にれ替えるといいです、毎回同じ場所だと独占が発生して私的に嫌いです」
わかる、わかるぞ、その気持ち・・・っとその案をそのまま採用してっと、ふぅ、これでいいか・・・
「いや、5階層のゴブリン以外蟲しかまだ設置していませんよね?ゴブリンの魔法陣を購入か設置してくださいよ!そのすぐ近くに魔物専用のランダム転移陣の罠を置いて、全体にいきわたるようにしてくださいね?」
「・・・なんだろう、俺よりダンジョンマスターらしいぞ」
「生きてる時間と経験の差ですね」
そうして1~5階層は完成した。
泥は派生・・・土系統からの~
安く済んだって書こうと思ったけど、やっぱりやめた。
こうやって書いてると1日1回投稿って
頭おかしい(誉め言葉)と思ってくる、読み専の作者であった。