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泥のダンジョンマスター  作者: ハル
112/255

105.


 そして・・・わくわくして、ここからじゃ見えるはずもない日の出とともに起き・・・朝食にはまだ早いからとノートパソコンを立ち上げゲームをし、起こしに来たマリウスにその現場を冷たい目線で見られ、朝食を食べ、そして、マリウスの講義を聞くために・・・スタンバイ。


「・・・ダンジョンコアの近くでやらないので、普通にいつも通り農場のほうに行っててください、座学じゃないです、実技です」


「はーい」


「・・・・はぁ」




「まずやり始める前に魔法についてについて、一応説明しておきますね、やるのは生活魔法ですけど・・・

魔法には難易度というのがあってですね、上がSSSから下がFまであるんですけど・・・S以上はだいたいは英雄と周りから言われるような魔法使いの人ぐらいしかできないと思っていてくださいね。そして、Fランク魔法はゴブリン程度に当たれば、倒せるというものです。今から教えようとする、生活魔法と呼ばれるものはそれ以下Gランクレベルの魔法だと思ってみてください」


「ふむ・・・SSSはどれくらいなの?」


 俺・・・気になります。


「・・・別に説明してもいいですけど、生活魔法教えるの遅くなりますけど・・・遅れたところで大して変わりませんかね・・・・SSSランクの魔法は勇者とか魔王とか賢者など、そういう存在ができますかね?・・・できるかもしれないというだけで、その人たちができるというのは限らないのですけど。歴代の誰々はできたかもしれませんけど、今現在で存命の人でできる人かもしれないというだけです。」


 マリウスさんが予防線を張っていく。


「ふーーん」


 こちらの疑うジト目を見てなのか・・・こう言い始めた。


「はぁ~僕はS以上の人となると、実際に会っていたりはするわけもないので、知りませんよ・・・人伝に聞いた情報ですよ。それに実際に見て、肌で感じた魔法で評価したい僕なのです!実際にそんなことが人伝でも広まるぐらいの凄い魔法使いなんだとは思いますけどね」


「人伝ってどういうことなの?実際に見たってこと?」


 戦場で一緒に戦った友!熱き戦いを繰り広げられた強敵・・・・普通に群衆に混じって、凄い光ったり、轟音が響いたとかそういうのなんだろうけど。


「実際というより・・・ダンジョンコアを通してですかね?勇者や魔王と呼ばれる存在は時折ダンジョン討伐に来ますからね・・・その二つなら、9割が勇者で、残りが魔王ですかね、その・・・立場というものがありますから、そう歴史的にはあんまり行ってないというか、行けないので、仕方ないことだと思いますけどね」


「ふ~ん」


 このダンジョンにもいつの日か・・・絶対来ないでほしいね、うん。


「魔法の話に戻りますけど、SSS~Fを分けるのは、その魔法の範囲・使う魔力・魔法陣の理解、この3つが評価項目ですね・・・全部がSSSだとしたら・・・SSSの魔法ができるというわけでもありませんけどね・・・それで生活魔法ですけど、G・G・Fですかね」


 そういってマリウスは片手でパーの形にしてから、指先から火を吹いたり、水を飛ばしたり、砂を飛ばしたり、・・・ひゅるーと音がしたりしていた。


「これだと・・・・あれなんで、少し違うふうにしますけど」


 そういうと、人差し指に小さな丸い火の球が、中指には垂れ流しではなく、火の球を同じように丸い水の球になっていた。薬指には丸くはないがどこかに落ちていそうな小石が浮かんでいた、小指には・・・音ともに風の流れが分かりやすいようにしてくれているのか草が渦の中をくるくると回っていた。


「・・・へぇ」


「こんなふうに・・・なんか火を出したときはすごそうな顔をしていたのに・・・あからさまにこの程度かというふうな失望したような感じにならないでください、これは生活魔法の属性を指先に出しただけですからね!」


「生活魔法がどんな感じなのか知りたい~」


「・・・間延びしている感じがバカにされているような気がしないでもないですけど・・・火はこのようになにかに火をつけるときによく使いますよ。水は両手で器のように作ってこのように溢れ出したりして飲んだり・・・指先から出して普通に水筒に入れてたほうがいいんですけど・・・風は・・・ですね、毒霧なんかが迫ってきた時に・・・ふぅ、僕も自分で言っていてなんですけど、風は自分で使い方考えてください。土は器にしたりできますよ・・・この中に料理や水などを入れることもできます」


 そう言って、生活魔法を一通り見せて、そして土でできたものはこちらにも触らせてからの・・・。


「あとは勘違いしてほしくないんですけど、一般的にそういう評価項目ではないのが、鍛錬・魔力変換効率っていうのがあるんですけど・・・鍛錬、つまりですね、よくこの魔法を使えばこの程度できるというだけであって、最初から水を思い通りの場所に出せたり、風の勢いやを回転させたり、土を固くして器の形に整えたりはできません・・・火は別に燃やせればいいですから正直鍛錬してもしなくても・・・火が着くまでの時間が少し短くなるぐらいですかね?数秒の誤差ですけど・・・とりあえず自分の魔力を使って、生活魔法をやってみましょうか」


「そういえばさ・・・魔力って何?」


 ここにきてから、魔法は使いたいと思ったことや、やったことはある。なら個人でなぜできないのか・・・俺・・・魔力を全く感じなかったよ・・・魔法を使うのをさ夢見て、瞑想なんてのもしてたけど・・・感じなかったのよ・・・。


「・・・あぁ・・・マスターは感じない人ですか・・・それじゃ、少し後ろを向いててくださいね」


 そして、後ろを向いていた数秒後に何か背中に押され、そのまま・・・強い衝撃を受けて、俺の意識は飛んだ。

 更新が3日になっているけど、実際に書いているのは最後の1日だけというね・・・


 最近、異世界いってる詐欺師の話にハマって・・・長いね、うん。


 会話が面白いのっていいよね・・・。

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