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悪役の哲学~アンパンマンの餡は粒餡~

悪役の哲学。

光あるところに影あり。古今東西各ジャンルにおいてメインの主人公がいれば、必ず悪役がセットでいます。

また、フィクションだけでなく、歴史上や実生活においても必ず悪役と呼ばれる存在が居続けています。

あなたの人生を振り返ってみても、悪役とは言わなくてもあなたに敵対する人物、またはあなたの人生の妨げになる人物はいませんでしたか?

悪役の哲学では、悪役たちの性格、趣味嗜好や考え方、その生き方などを考察していきたいと思います。



栄えある1回目の悪役は、日本人なら誰でも知っている国民的アニメ「それいけ!アンパンマン」に出てくるばいきんまんです。

幼児の頃、誰しもが一度はハマると言われるアンパンマン。

そこからそれぞれの趣味嗜好に合わせて戦隊モノや仮面ライダー、ドラえもん、プリキュアなどのキャラクターに移行していくそうです。

つまり、キャラクターものにハマる登竜門ともいえる作品です。


アンパンマンは、勧善懲悪のストーリーなので、毎回の話のパターンは以下の通りです。


定期的に街をパトロールしているアンパンマンは、貧困にあえぐ人々(主にカバ顔の子供)に自らの顔を分け与えるまさに自己犠牲の象徴的行動を行います。

そこに1768人いるキャラクター(ギネス公認)のいずれかが登場し、みんなで楽しく過ごしているとばいきんまんが噂を聞きつけて、

食べ物を独り占めにするまたは、楽しい雰囲気を壊しに来ます。

アンパンマンはばいきんまんを止めようと戦いますが、食べやすさと味にこだわったがゆえに強度が弱い顔を攻撃され、一度はダウンします。

しかし、不屈の戦士アンパンマンは自称妖精のジャムおじさん・バタコさんの手助けを受け、新しい顔に交換してもらい元気100倍となる。そして、その有り余った力で発せられる「闇犯治アンパンチ※当て字です。」と呼ばれる必殺技で、ばいきんまんを撃退しめでたしめでたし。といった内容です。


自己犠牲の象徴である「アンパンマン」に対して、ばいきんまんは自己欲求と自己中の象徴です。

アンパンマンを倒して世界を黴菌で征服するために、バイキン星から赤ちゃんの時に卵の状態でやってきたカビ菌それがばいきんまんです。

バイキン城と呼ばれる城を根城とし、当初は一人暮らしだったが、現在はドキンちゃんやかびるんるん等の手下と生活しています。

性格は、とにかくわがままでいたずら好き、食いしん坊、怠け者で女の子に弱く「卑怯はオレさまの得意技」と公言し、他人に変装もしくは騙したり人質を取ったと悪事の限りを尽くすまさに外道です。


口癖は、嬉しいとき「はひふへほ!」、アンパンマンが現れた時には「出たな、お邪魔虫!」、お別れの時は、「バイバイキ〜ン」です。

一部のキャラクターグッズや一部メディア等で見られるカタカナ表記の「バイキンマン」は間違いであり、正確にはひらがな表記の「ばいきんまん」であるそうです。


ここまで、書いているとまったくいいところがありませんが、メカやコンピュータに関する科学力・技術力は非常に高く(恐らくバイキン星は科学の発展が凄まじいのかもしれません。)、主に金槌等を使ってさまざまな武器や機能を備えたメカやロボット(通称:バイキンメカ)を造り、さらに操縦も自らこなします。

まさに恐怖のマットサイエンテイストです。

実際もいますよね。偏屈であまのじゃく、人付き合いが苦手でも技術や専門意識に長けた人。


実際に世の中にいたら面倒で嫌われるどころのレベルでないばいきんまんではありますが、アンパンマンの人気投票では、三位と案外人気があります。(ちなみに一位はドキンちゃん、2位はアンパンマンです。)

そもそも、アンパンマンには、最初悪役がいなく、やなせ先生が「なんだか、アンパンマンには何かが足りない・・・。」と思い悩んだ結果生まれたのが、ばいきんまんであるそうです。

それ以来なんだか憎めない悪役という役柄を長年務め、そのポジションを守ってきました。


では、ばいきんまんは毎回アンパンマンに負けるのに、アンパンマンに挑むのでしょうか?

その答えは、アンパンマンの公式サイトに載っていました。


Q.ばいきんまんはいつも負けるのに、どうしてアンパンマンと戦うの?

A.ばいきんまんはアンパンマンにやっつけることが生きがいなので、何度でやられても、またアンパンマンと戦おうとします。それに、とっても立ち直りが早いので、やられても平気なのです。


挫折を知らない常に挑戦し続ける姿が人々に愛される理由なのでしょう。まさに科学者の鏡です。

アンパンマンという顔を交換するだけで不死身の存在に腕力ではかなわないばいきんまんが頭と技術を駆使した科学の力で日々立ち向かっているわけです。

ばいきんまんの素行は決して褒められたものではないですが、アンパンマンに勝つという無謀なまでの飽くなき挑戦は称賛に価すると思います。

たまには、ばいきんまんを応援してあげてはいかがでしょうか?

それでは、皆さんバイバイキ〜ン!



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