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HAPPY TRIGGER VALENTINE ─ハッピートリガーバレンタイン─

作者: 冬森圭




 私には、殺さなければならない奴がいる。寝ても覚めてもそいつのことが頭から離れない。

 そいつの名前は柏木大和かしわぎやまと。私と同じ学校、同じ学年、同じクラスに在籍する眼鏡をかけた男子生徒だ。成績優秀かつ品行方正、体型はやせ形の長身で、おまけに眼鏡を掛けているものだから、こいつに出会った当初は間違いなくガリ勉タイプの人間なのだろうと思っていた──が、実際はそうでもない。ある運動系の部活に所属している根っからのスポーツマンだ。「人は見かけで判断するものじゃないよ」と奴が諭すように言ったことばを、私は今でも覚えている。

 今日はどうやって奴を襲撃してやろうか──。

 私はベッドから飛び起きると、すぐさま寝具を整えて着替えを完了させた。その間は一分と要さない。そして準備体操を入念に行った後、自宅の外へ出て日課のランニングをこなし、それから朝食を取った。いつもと変わらない私の日常だ。いつの頃からかこんなふうに軍隊じみた生活をするようになっていた。

 朝食が済んだら家を出るまでの一時間弱の間、私は毎朝のように〝武器〟の動作確認を必ず行う。私が相棒として携帯しているのは〝ベレッタM92F〟という自動式拳銃オートマチックピストルで、右腿と左腿のホルスターにそれぞれ一挺ずつ、計二挺が収まっている。この銃は女子の手で扱うにはやや銃把グリップが大きく、全弾装填したときの重量も決して軽いものだとはいえない。しかし、射撃時の安定性と操作性では拳銃の中でもトップクラスで、なにより私はこの相棒を他のどんな武器よりも信頼している。

 人はこれを凶器と呼ぶかもしれない。だが、こと私と奴との関係においては、こんなのはチンケなものに過ぎないのだ──そう、これは単なる〝玩具〟だ。私はこの物騒な玩具で奴を殺すのだ。

 私はベレッタを一度分解し、簡単に清掃してから組み立て直し、遊底スライド撃鉄ハンマーがしっかり動作することを確認した。それから残り時間の許す限り抜き撃ち・早撃ちの訓練や、拳銃を用いた近接格闘(CQC)の訓練、市街地戦や室内戦を想定した近接戦闘(CQB)の訓練を行った。その後、家を出る前にもう一度ベレッタが正常に動作することをチェックする。そして十五発分の銃弾を詰め込んだ弾倉マガジンを装填し、遊底スライドを手前に引く。ベレッタはダブルアクションの自動式拳銃なので、後は引き金(トリガー)を引くだけで連発できる。

 私は安全装置マニュアルセーフティを掛けた状態のそれをスカートの内側のホルスターへ差し込み、肩掛けの通学鞄を背負って自宅を出た。普通の女子高生が履くようなローファーなんて私は履かない。くるぶしまで覆われた履きなれたブーツで、いつでも戦える準備をして出発する。

 今日こそは奴を、柏木大和をやってやる──。



  ◆ ◇ ◇ ◇



 僕は今、ある人物に殺されかけている。といっても、そのきっかけを作り出したのは僕なのだけれど。

 彼女の名前は宮園紫みやぞのゆかりといって、僕と同じ学校、同じ学年、同じクラスに通う黒髪の女子生徒だ。容姿端麗で才色兼備、何をやらせても大抵のことはそつなくこなす完璧超人で、すらりと手足の伸びたモデルのように大人っぽい彼女には黒のストレートヘアがよく似合っている。〝濡れたからすの羽の色〟なんていう日本語があるけれど、彼女の美貌と落ち着いた佇まいを表すにはちょうどいい言葉だと僕は思う。

 朝の通学の途中、人気の少ない歩道を歩いているときに彼女と遭遇した。


「──大和。今日こそは覚悟してもらう!」


 本日の彼女の第一声はそれだった。

 彼女は朝の挨拶すらしないで僕の背後にすっと現れるや否や、いきなり銃を抜いて発砲してきた。そろそろ頃合だな、と思っていた僕はとっさに転がってその銃撃をかわすと同時に、腋下に吊るしてあるホルスターから拳銃を引き抜いて応射した。

 僕が瞬時に放った弾丸は三発。彼女との距離は七、八メートルといったところか。普段の僕ならば前転しながらでも三発必中させるくらいは簡単なことだ。けれど、この彼女が相手だとそうもいかない。彼女はびっくりするほどいい勘をしている。それに素早い。僕が銃の引き金(トリガー)を引いた瞬間には、その射撃線上に彼女はいなかった。

 彼女は大きく横っ飛びして道路に飛び出すと、僕の側面に周りこんですかさず突撃してきた。道路に飛び出すのは危ないっていつも言っているのに、彼女は聞きやしない。彼女は勝つためなら手段を選ばないタイプだ。

 僕とてまだ負けるつもりはない。向かってくる彼女に照準を合わせ、何発も発砲する──が、それも当たらない。彼女はただ速いだけじゃない。銃口マズルの向きを見て、弾の軌道を読んでいるのだ。完璧超人たる彼女にしかできないような芸当だ。

 彼女が二挺拳銃を構えた。金属フレームのあの重い銃を細い腕で同時に二挺も使いこなしているなんて、彼女のどこにそんな筋力があると僕は常々驚いている。その引き金(トリガー)に指が掛かったところで、僕は口を開いて言った。


「おはよう、紫。ところで右足の靴紐がほつれてるけど、大丈夫?」

「な、何だと……!?」


 とっさに足元を確認しだす彼女。完璧超人であるがゆえに彼女はこういうことを指摘されると気になって仕方がないタチだということを、僕はよく知っている。

 その一瞬の隙をついて僕は彼女の右手首をつかんだ。


「あっ……貴様、卑怯だぞ! これでは靴紐が直せん……!」

「ははは。そこは普通、だまし討ちされたことに怒るべきなんじゃないかな」


 僕は左手で彼女の手首を押さえたまま、右手の銃を構えて彼女に差し向けた。しかし引き金(トリガー)を引く瞬間、彼女はもう片方の銃で僕の銃を払い、その射線を外していた。銃と銃がぶつかり合い、金属フレームの打ち合う音が響く。今度は彼女の銃口が僕に向けられると、僕はそれを同じように弾き飛ばした。零距離で射線の奪い合いが始まった。


「紫、くつひも……」

「ふんっ、もうその手には乗らんぞ!」


 互いに銃口を何度も突き付け、跳ね返し合った。

 やがて攻めきれないとみた彼女はその場でくるりと身を回転させた。それにより彼女の手首をつかんでいた僕はふわりと宙に投げ出される。何をどうやったらこうも華麗に飛ばされるのかわからないが、それほどに素早い彼女の護身術だった。やはり近接格闘では彼女にはかなわない──が、だからといって僕が必然的に負けるということにはならない。


「あ、紫。アホ毛を発見したよ」

「何だとっ、どこだ!」


 彼女のきれいな長髪を維持するためにはきっと毎朝のブラッシングが欠かせないんだろうなぁ、と思いつつも一本だけはみ出ているのを上から見て発見してしまったので、言わずにはいられなかった。彼女がアホ毛を隠そうと手櫛をかけている間に、僕は半身の姿勢でなんとか着地し、彼女の後ろに周りこんで片腕をホールドした。

 さすがの彼女もこれで身動きができなくなって銃を手放した。どうやら観念したようだ。


「くそっ、今日も私の負けか……。せめてどこにアホ毛があったか教えてくれ……!」

「そこは普通、敗因とかを聞くべきなんじゃないかな」


 彼女が〝完璧超人〟なのだとしたら、僕は〝彼女のことを完璧に知っている超人〟だ。なぜなら僕と彼女とは幼馴染で、物心ついたときからずっと一緒に遊んだり喧嘩したりしてきた仲なのだから。この毎日毎夜のように繰り広げられている僕と彼女との戦いも、元は何でもない遊びから始まったことだった──。



 ◆ ◆ ◇ ◇



 私と奴とが〝勝負〟をするようになったのは、いったいいつの頃からだったろうか。きっと初めはじゃんけんだとか、かけっこだとか、そんなことから始まったのだろう。奴とは幼馴染だったから、とかく何かに付けて勝負をしていた記憶がある。それはただの子どもの遊びと思われるかもしれないが、子どもながらに私たちは真剣に勝負をして、真剣にぶつかり合ってきたのだ。「どんなことでも真剣にやるから楽しいんだ」と奴がいつか言っていた言葉を、私は今でも覚えている。

 少なくとも私は真剣だった。真剣だったから、これまでの奴との勝負において負けた記憶など全くない。学校の成績は常に私がトップだったし、スポーツでも奴に遅れを取ったことはない。武道・華道・茶道・書道とあらゆる修行道では奴よりも優れた段位を修めた。料理対決なんてことをしたこともあった。もちろん私が勝った。

 だがしかし、たったひとつだけまだ奴に勝っていないことがある。

 それは、銃を使った戦いだ。銃の撃ち合いで奴に勝ったことはまだ一度もない。

 もちろん、真剣に戦うからといって真剣な撃ち合いの殺し合いをしているわけではない。なんでも最近のエアーガンは実銃とほぼ変わらない射程距離を確保しつつ、人体にダメージがないように作られており、これを用いた遊びというか、アクティビティというようなものが、一部では流行っているのだ。撃った感触や弾の速さは実銃そっくりなのだが、撃たれても怪我をすることはないし、飛んでいった弾は雨に濡れると溶けて自然に還る素材で作られているので気兼ねなく楽しむことができる。これに大和の奴が興味を示したのは一、二年ほど前のことで、奴が入っている運動系の部活というのも実はこれだ。そして私もそれに巻き込まれる形で現在に至っている。

 事を起こしたのは奴のほうだったが、今となっては勝負に拘泥しているのは私のほうだった。私はよく人から負けず嫌いだと言われることがあるが、自身ではそうは思っていない。ただ完璧でなければ気が済まないだけなのだ。基礎的なスペックでは私のほうが断然優れているはずなのに、銃撃戦となるとどうしても奴に勝つことができない。このまま奴に負けたままでは終われない。今まで様々な分野で奴を凌駕してきたのに、ただ唯一の汚点を残したままでは居ても立ってもいられないのだ。

 何か奴を負かす手はないだろうか。

 せめて一勝でいい。どんな奇策でもいいから、奴の隙を突いて劇的な勝利を収めたい。

 私は授業の間中、ずっとそんなことを考えて時間をつぶしていた。授業の内容など聞く必要はない、とっくの昔に完璧に終えてしまっているのだから。それよりも私は奴を倒すということに全力を傾けたい──!

 そのうちに間の抜けたチャイムが鳴り、休み時間になった。

 するとクラスメイトの女子たちが私の元にやってきて、ぐるりと机を取り囲んだ。


「ねーねー、ゆかりんってさあ。明日どーするの?」

「明日……? 明日がどうした?」

「明日っていえばアレしかないじゃん! ねえ?」

「ねー? もー男子なんてピリピリしてるのが丸分かりでさあ」

「そーそー。どいつもこいつも『別に期待してませんけど何か?』みたいな顔してるけど、あーゆーのってゼッタイ誘い受けだよねー」


 女子生徒たちの口々に話す内容が私にはさっぱりだった。

 明日、いったい何があるというのだ。厄日か? 節分はもうとっくに過ぎたし、私は豆も完璧に撒いたぞ。最近の豆まきは豆を袋に包んで撒いたりしているが、私はそんな生ぬるい撒き方はしない。盛大にぶちまけてやったわ! 後片付けが大変だったことは言わずもがなだが……その分、邪気は完璧に祓えたはずだろう。

 今日は二月十三日で、明日は十四日のはずだが……、何があるというのだ。

 はっ、まさか〝ふんどしの日〟か!?


「──で、ゆかりんはチョコレート、誰にあげるの?」

「な、何っ……?」

「チョコレート! 明日はバレンタインデーだよ? ゆかりんが誰にあげるか、みんな気になってるんだから!」

「ゆかりんは競争率激ヤバだからね~。むしろあたしがゆかりんのチョコほしいよ!」


 ちょこれーと。チョコレート。カカオ豆を炒ってすりつぶしたものに砂糖・カカオバター・粉乳・牛乳などを加え、練って固めた菓子──。そのチョコレートをわが国では女性が意中の男性へ贈るという奇妙な風習がある──。それがバレンタインデー。そうだ、明日はバレンタインデーだった。


「……私は興味がないな」

「えーだめだよ! ゆかりんも誰かに贈ろうよ!」

「そうだよー。ゆかりんのなら義理でもほしいって言ってる男子、何人いると思ってるのー?」

「……興味がない。なぜ私が好きでもない男子に無償の施しをしてやらなければならないんだ」

「じゃあじゃあ、好きな男子になら贈るの!? ねえ、誰が好きなの!?」


 ああ言えばこう言う。クラスの女子たちはよほどバレンタインデーに興味があるらしかった。私はといえば、今まで一度もチョコレートの贈り物などはしたことがない。豆まきはするがバレンタインデーはしない。なぜなら、バレンタインデーなどは単なる製菓子店の販売戦略に過ぎないからだ。


「そもそもだ。チョコレートなんぞもらっても嬉しいか? 有名パティシエが作ったというならいざ知らず、私のだぞ? 私の作ったチョコなんかが欲しいのか?」


 と言うと、私の机を取り囲んでいた女子生徒たちはみな目を丸くした。そして口を揃えてこう言った。


「ゆかりんの手作りだから嬉しいんだよ!!」


 私は彼女らの熱狂的な支持が理解できなかった。

 理解できなかった一方で、ふとあることをひらめいてしまった。


「もし私がチョコレートを贈ったとしたら、その相手はどう思うだろうか?」


 私の問いかけに対して彼女たちは、「うーん……とりあえずゆかりんの好意を断るなんて人はゼッタイにいないねー」、「もらったら歓喜のあまりフリーズするんじゃないかな」、「むしろ嬉しすぎて絶叫するかも」、「あまりのことに気絶するかもしれないね」などと口々に話していた。

 私は私自身、女性的な魅力があるとは思っていないし、そもそも色恋沙汰に興味などもないのだが、これは利用できる。利用しない手はないと感じた。その日の授業が終わってから近くの書店へ寄ってレシピを暗記し、材料を調達して自宅に帰り着いた。

 そして早速、私は明日の準備に取りかかったのだった──。



  ◆ ◆ ◆ ◇



 僕は朝の通学途中、彼女と出くわした。ここのところ彼女は毎朝のように襲撃にやってくる。今日くらいはそれも止むかなと期待していたけれど、そんなことはなかった。彼女の勝利にこだわる執念は昔から相変わらずだった。


「大和っ、今日こそは覚悟してもらう!」

「おはよう、紫。『今日こそは』って、その台詞は昨日も聞いた気がするよ」

「うるさい黙れっ!」


 彼女は即座に腿のホルスターから拳銃ベレッタを引き抜いて、撃った。とっさに街路樹に隠れた僕を正確に照準した弾丸は街路樹に当たってその幹を貫通──しなかった。むしろ当たった弾のほうが粉々に砕けて舞い散った。僕と彼女がお互いを〝殺す〟ために使うこの銃は、ほんとうはただの玩具に過ぎないのだ。

 まぁ玩具といっても、銃本来の危険性がないということ以外は本物とそっくりだけれどね。だからこそ一部では流行ってもいるし、スポーツとしても認知されていたりもする。

 彼女の二挺拳銃は続けざまに何度も火を噴いた。しかし幹を背にして隠れる僕にはあいにくと一発も当たらない。そんなことは彼女もわかっているはずだろう。それなのに彼女は連射をやめなかった。今日の彼女はなんだか気が立っているようだった。

 やがて彼女の拳銃ベレッタは弾丸と薬莢を吐き出しきり、遊底スライドが下がりきって戻らない状態となった。これはホールドオープンといって、弾切れであることを示している。

「どうしたの、紫? なんだか今日はおかしいね」と僕は彼女に近づいていった。もちろん、彼女が再装填リロードして再び攻撃してくるようなら、それより先に銃を抜くつもりだ。


「今日は、その……。実は貴様に渡したいものがあって、だな……」

「ははは。だったらいきなり銃を乱射するのはやめてほしいなあ」

「う、うるさい! 私にだって恥ずかしいことくらい……、ある……」


 そういって彼女は銃から手を離し、かわりに通学鞄の中から包みを取り出した。

 彼女がつっけんどんに差し出してくるそれを、僕は受け取った。きれいに包装されたプレゼントボックスで、真紅のリボンまで巻かれていた。


「まさか中身は爆弾ってオチじゃないよね?」

「ばかっ! さすがの私でもまだ危険物取扱免許は取得できん……」


 そういう問題なのかな、と思いながら僕は早速その包みを開いた。

 するとその途端、甘く濃厚な香りが広がった。これはチョコレートだ。紫がまさかバレンタインデーにチョコレートをくれるなんて、僕は長いこと一緒にいたけれど初めてのことだった。きっと彼女のことだから市販品を溶かして固める程度では満足できなくて、カカオ豆から用意して手作りしたんだろうな、と思うと、ちょっぴり嬉しい気分になった。

 けれど、そのかわりに一枚のメッセージカードが目に入った。


『私の勝ちだ。柏木大和!』


 瞬間、僕を鋭い足払いが襲った。僕はバランスを失ってその場に倒れる。その僕の肩のあたりを彼女は踏みつけ、反撃できないようにしてから小さな銃を眉間に突き付けてきた。彼女が隠し持っていたそれは〝デリンジャー〟という手のひらサイズの小型拳銃で、装弾数はたったの二発しかないが、この状況なら一発でも十分だった。

 どうやらチョコレートは陽動だったらしい。


「はは、一本とられたね。まだまだ負けるつもりはなかったんだけどな」

「言っただろう? 今日こそは、とな」


 彼女は引き金(トリガー)に指を掛けた。足蹴にされた状態の僕ではもうどうしようもない。

 まぁ本当は、右足と左足でソックスの丈がズレてるよだとか、スカートの中身が見えちゃってるよだとか適当なことを言えば何とでもなったんだけど……。揉み合いになってせっかく彼女からもらったチョコレートを台無しにしたくなかったし、チョコレートのかわりに一勝くらいならプレゼントしてもいいかと思って、僕は大人しく〝殺される〟ことにした。奇襲のためだったけれど、彼女が僕にチョコレートをくれたことには違いないからね。

 パーン!

 と、ちょっぴり幸せな銃声が響き渡った──。







 拙作をお読みいただきありがとうございました。今回のこの短編は、今現在書き進めているお話のスピンオフ的な感じで書きました。ですので、バレンタインやら恋愛やらとはほとんど関係のないお話ですみません。もしこういったガンアクション的なものがお口に合うようでしたら、そちらのほうも一度ご覧になってみてください。といって、まだ投稿もしていないのでアレですが……。近日中にお出しできる予定であります。


※ 作中で行われている行為を実際に行うと、法律により罰せられる可能性があります。エアガンは使用上の注意・年齢制限等を守り、人に向けて撃たないようにしましょう。

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