AI作品に思うこと
最近、AI作品が増えてきた。
仕事で関与しているためAIの有能さは理解しているが、これを利用したAI作品には酷く違和感を覚える。
まず、ストーリーが似通う。
理不尽に離婚、婚約破棄、追放。追放先で挫けず努力し、追放先で魅力的な実力者(都合よく独身異性)に認められていずれ花咲く。
次に登場人物が似通う。
主人公の女性も、追放先で出会う実力者も性格、言い回し、口調が似ている。もはや名前も背景ストーリーも単なる記号。前回Aと名乗りました、今回の作品ではIと名乗ります、という感じ。感情の起伏幅も狭いため感情移入できない。
イレギュラーなことがない。
奇抜で独自性あり、心沸き立ちこのシーン好き!読み返したい!と思えるようなイベントが起きない。そのため余計にストーリーの希薄さが際立つ。
盗作が許されないのは、権利者の利益を侵害するからである。かつてAIの読み込み学習素材とすることは侵害行為の例外として適法であったが、著作権者達が声をあげ、意識はAIの台頭と共に変化してきた。
今までは権利者についてしか検討対象ではなかったが、今、使用者が安易にAIを利用し、AIによる誤字脱字もそのままに投稿しているのを見ると同じような違和感を抱く。
適法とか規約で認められているか、ではなく、自身の能力を超えた文章をコピペで登録する作業が創作なのか、と思うのである。作者AI、投稿者私、というのは単なる事務作業者である。
AIの進化と流行は止まらない。この先果たして魅力的な作品、登場人物には出会えるのだろうか。




