表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

第二章:静けさの中の問い

家のベッドの上。天井に映る朝の光と、鳥の声。何も起きない時間が流れる。


水瀬はノートを開き、「自分は何を間違えたのか」を探しはじめる。だが書けば書くほど、答えはにじむ。母は食事を作り、静かに見守る。かつて蹴り飛ばしたその脚が、何も言わず、自分の隣にある。


「間違っていたのは、“限界を超えた自分”?

“助けを求めなかった自分”?

それとも、“助けてもらえると思わなかった世界”?」


記憶の奥で、かつて見た同僚の無理な笑顔、壊れていった上司の背中がよみがえる。


水瀬は思う。


「私は壊れたのではなく、“壊れさせられた”のかもしれない」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ