8話 再生数200000
「ふぁ〜朝か」
太陽が立ち上っていた
「それより昨日投稿した『希望を胸に』はどうなってるかな〜500回ぐらい再生されてれば上出来だ」
『希望を胸に』とは俺が作った曲の名前である。昨日の夜遅くに投稿したので500回に到達してなくて当然であり50回ぐらいだと思っていたのだが、すぐにそれが間違いだったことに気づいた
「うそ・・・・だろ!?」
そこに書かれていた再生数を見て驚愕した。
なぜならそこには10000と言う数字が記載されていたのである。
慌ててコメントを見ると
「男の人でこれはすごい」 「色音さんの顔が見てみたい」「一人で100回再生した」「癒された」
などの称賛の嵐だった
ちなみに色音とは俺のユアチューブの名前である。この体は音域が広いので色々な音をだせるという意味で色音にした
この人たちをもっと喜ばせたいと思いなにか出来ることがないかと考える
「こういうのは本人に聞くのが一番いいよね」
という結論に至り
「なにか不満な点や希望があったら教えてください」
とコメント欄に打つことにした
そうして満足した俺は時間を確認した
「やっばいそがなきゃ」
いそいで俺ば学校の準備をしてリビングへと向かった
「お兄ちゃんおそ〜い。後3分遅かったら部屋に突撃しにいってたよ」
「ごめんなリン」
「それより曲の方は大丈夫なの?」
心配されて当然だろう、だがすごく上手くいったぜ
「大丈夫だよ。むしろ楽しいぐらい」
「それならよかった〜なら学校行こっか」
「分かった」
学校に行き教室に着くと淳が声をかけてきた
「おはようマサト」
「ああ、おはよう淳」
淳は女の人をもの扱いしたが、この世界では普通なことである。それなのに俺が毛嫌いするのはダメだろうと思い今も仲がいい。女の人に対しては厳しいが普段は面白くて気が合う奴なのだ
「そういえばありがとうな淳」
「なんのことだ?」
どちらにしろ俺がシンガーソングライターになろうと思ったのは淳のおかげなので感謝している
「なんでもない」
「まぁいいや、それより今週の日曜遊びに行こうぜ」
その日は予定がなかったため快く了承した後すぐに授業が始まった
「また予定送っとくわ」
「オッケー」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ダル〜い授業が終わり家に帰っていた。リンは友達と遊びに行くらしく一人である
「はぁ疲れたそういえば投稿した曲どうなってるかな?」
気になって確認すると目が飛び出しそうになった。
そこには200000再生と書かれている俺の動画があった
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