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50話 俺の精神をブレイクさせに来てる?

「なにから見に行く?」

「俺はなんでもいいぜ」

「なら私はペンギン見に行きたーい」


という一幕があり今はペンギンを見ている


「ペンギンって足短くて歩き方が可愛いよね」

「隠れているだけで実際は長いらしいけどな」

「なぁ、なんかあっちの方騒がしくね?」


確かにそう言われると騒がしいよな、多分俺のせいってわけでもなさそうだし


「一回行ってみない?」

「絶対巻き込まれると思うけど・・・・・・」

「妹の頼みを聞くのが兄の役目だぞ」


いいこと言ってるんだからニヤニヤするのをやめろ、絶対面白がってるだろ


「分かったよ」

「なら早く行こ!」


凛に手を引っ張られて着いたところには何かを囲むように人が集まっていた


「なんだろうこれ?」

「テレビの人が水族館の取材でもしてるんじゃないか?」


俺は冗談めかして言ったので・・・・・・・・


「あれ?マサトさん、じゃなくて・・・・・・色音さんじゃないですか!?」


聞こえるはずのない花梨ちゃんの声が聞こえたのは気のせいだと信じよう


「私達テレビで生放送してるんですけど・・・・・・・・」


よく見ると澤もいるみたいだな・・・・いい加減、現実逃避をやめようか


「そうなんですね!」

「よければ一緒に生放送しますか?」


そんな提案をされて俺が迷っていると凛が俺の前に立っていた


「今、私達は校外学習してるのでそんなことはしませんよ」

「あら?こういうことをする方が魚を見るより学習できますよ」


確かにそれはそうだよね、大人になってから校外学習が役に立った、って思ったことないもん


てかこれ、生放送だよね?ヤバくない?スタッフさん達も困った顔してるもん


俺は慌ててスタッフさん達の方に向かった


「これって大丈夫ですかね?」

「大丈夫ではありませんね」


諦めたように綺麗な笑顔を浮かべるスタッフさん一同


「あれが終わるまで俺が出ましょうか?」

「是非そうしてください!」

「なら、なにをすれば?」

「そうですね、私が質問することをカメラに向かって答えてくれれば」


質問は私達が考えますからと言った

それだけでいいのか、なら大丈夫・・・・・・な、はず


「急遽始まりました、色音さんへの質問コナー!」


まさかのスタッフさんが画面に入ってきて、場を盛り上げるスタッフさんに尊敬の念をおくる


「まず一つ目、色音さんは童貞ですか?」


あれ?俺の精神をブレイクさせに来てる?

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