5話 叶えたい夢
短くなってしまいました。申し訳ありません
こいつはなにを言ってるんだと思って慌てたのは俺だけだったようで教室はしんとしている。それどころか女子はそう言われて当然だと言うような顔をしている
「次のやつ自己紹介しろ〜」
先生も当然だと言うような顔をしていて改めてこの時代の女の人の立場を理解した。俺は女の人に男から蔑まれるのが当然だという考えをして欲しくない
女の人を喜ばせたいと考えて俺はこれから自分がどうするのかを決めた。
俺はシンガーソングライターになって有名になり全ての女の人をはげますような曲を作りたい!
これが俺の一生をかけてやり遂げたい夢だ!!
そんな夢が数ヶ月後には叶うと今は知らず人生をかけようと心に誓った
自己紹介が終わった後はこれからの学校の予定を聞き解散となった。その後に淳から遊びに誘われたが今日は予定があると言って断った。はやくお母さんに自分の気持ちを伝えたいと思っていたからである
「じゃあ帰ろうかリン」
「分かった」
学校から出て二人になるとリンが問いかけてきた
「お兄ちゃんなにがあったの?」
「えっ、なんのこと?」
「なんかいつもと違うから」
やっぱりリンに隠し事はできないかと諦めた
「俺シンガーソングライターになりたいんだ」
「ふ〜ん、なんで?」
「女の人が蔑まれて当然みたいになってて、それを女の人も受け入れてるけど本当はすごく傷ついてると思うんだ。だから俺が傷ついた人を支えるような曲を作っていろんな人にとどけたいんだ!」
「別にいいんじゃない。お兄ちゃんが選んだことなら反対はしないよ。きっとお母さんもそう言うよ。それに失敗しても私がどうにかしてあげるから」
「えっ....」
俺は正直驚いた絶対に反対されると思っていたから。でも違った、リンは俺の気持ちを一番に考えてくれていたのである。それが何より嬉しかった
「ちゃんとその気持ちをお母さんにも伝えなよお兄ちゃん」
「ありがとうなリン。やっぱりお前は最高の妹だよ」
そう言い頭を撫でると顔が真っ赤になりうつむいてしまった
「そんなことないよ、それよりはやく家に帰ってこのことを伝えよう
「ああ、分かった」
「「ただいま〜」」
「おかえりなさい学校どうだった?」
「楽しそうだったよ。でもそんなことより大事な話しがあるんだ」
「どうしたの?」
優しく微笑みながらこっちに近づいてきた
「俺シンガーソングライターになりたい」
「そう、分かったわ頑張りなさい」
「ありがとうお母さん」
とても安心したし自分で決めたことだからこそ最後まで頑張りたいと思った
「そのかわりに辛くなったり、辞めたくなったりしたら遠慮なくお母さんに言ってね」
「分かった、俺精一杯頑張るよ」
「はい、そうと決まればいろいろ準備しないとね」
「うん、分かった」
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