41話 悪夢
『お主は選択を間違えた、前世の記憶をすべて消してまた赤子の頃からやり直してもらう』
「じゃあ凛やリーファや澤はどうなるんですか!」
『さてなぁ、お主が記憶を失っても今世と同じことをできるのなら全ての人に会えるでだろうなぁ』
『では、さらばじゃ』
「うわぁぁぁああああああ」
地面が抜けて真っ逆さまに落ちていき徐々に意識を失っていった
『こうならぬよう頑張るのじゃぞ』
薄れていく意識の中でそんな言葉が聞こえた気がした
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「おはようお兄ちゃん」
りん?
「おはよう?」
「見事に寝ぼけてるね」
クラクラして思考がまとまらないな
「そうなのかな?」
「そうだよ、朝ごはん作ってるから早く起きてね」
そう言って凛は俺から離れようとした
「待って、行かないでくれ、俺から離れないでくれ・・・・」
そう言って俺は凛の手を引っ張った
凛は驚いたような顔をしていたが俺の方に来てくれた
「大丈夫だよお兄ちゃん、凛はぜっっったいにお兄ちゃんから離れないから」
凛はベットに入ってきて子供をあやすように頭を撫でてきた
そこで俺の意識は再び途切れた
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「朝のことは忘れてくれ」
目を覚ました俺は自分がしたことが恥ずかしくなってきた
「大丈夫、お兄ちゃん可愛かったよ」
ぐふっ!
心に会心の一撃をもらったぜ
「それにボイスレコーダーで保存もしてあるし」
「ん?なんか言ったか?」
「なんでもないよ、それより今日はライブしなきゃなんだから頑張ってね!」
「とりあえずマネージャーさんに連絡したらあと一時間程度で迎えが来るらしいから準備するか」
「頑張ってねお兄ちゃん、楽しみにしてるよ」
凛はチケットを手で揺らしながら俺にそう言ってきた
妹にいいところ見せないとな
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