28話 久しぶりの学校だよね?
「疲れた〜」
淳には俺がテレビにでた経緯を全てを伝え、家に帰るとリンにもそのことを聞かれたのでテレビのこととパーティのことを全て教えた
リンは大切な可愛い妹だからね、しっかり答えないと
「ふ〜ん、でどうだったの?」
「?楽しかったよ」
「ちが〜う、そうじゃなくてリーファさんのこと」
「普通に綺麗な人だなと思ったけど・・・・」
どういうことだ?なんでリーファが出てくるんだろう
「はぁ、お兄ちゃんにとってリーファさんは友達?」
「そうだけど」
「・・・・これはリーファさんも苦労しそうね」
「どういうこと?」
「なんでもないよ」
そんな呆れたような顔で言われても
「じゃあ次の休みの日にリーファさんを遊びに誘って、リンもそれに着いて行くから」
「オッケーじゃあ連絡する、無理だったら諦めろよ」
「大丈夫、絶対に断らないから」
なんでそんなのわかるんだよ
『どちら様でしょうか?』
『マサトなんだけど話があって』
『ありがとうリーファのおかげて今回のパーティ楽しめたよ』
『だからお礼もかねて週末に一緒に遊びに行かない?』
『分かったわ、どこで遊ぶの?』
オッケーなんだ・・・・王女って案外忙しくないのかな?
『リーファはどこに行きたい?』
『じゃあ渋谷駅の周りで遊ばない?』
『分かった、じゃあ次の日曜日に渋谷駅集合で』
『ふふっ、これで私とマサトくんの関係を周囲に知らしめられるわ、まずは外堀から埋めていきましょうか』
『ごめん、なんか言った?聞こえなかった』
『なにも言ってないわよ、日曜日楽しみにしてるわ』
「分かった、また今度』
「よかったなリン。オッケーだってさ」
「言った通りだったでしょ、絶対オッケーすると思ってたのよ」
なんで分かったかがお兄ちゃんは不思議なんですけど
「なんで分かったん——」
「じゃあおやすみ〜お兄ちゃん」
疑問は残るけど今日は疲れたし俺ももう寝ようかな
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「お兄ちゃん起きて〜」
んっ?なんだ?
「遅刻しちゃうよ〜」
声が聞こえる気がする・・・・
「仕方ないな〜お兄ちゃんは、えい!」
「まだ起きないの?こうなったら」
「ふぅ〜」
「うわ!びっくりした〜、なにしてるんだよリン」
リンが俺の寝ていた布団に潜り込んで耳に息を吹きかけてきた
「お兄ちゃんが起きないからでしょ。今日学校に行くって言ってたのに遅刻しちゃうよ」
「そういうことか、ありがとなリン」
頭を撫でるとリンの顔が真っ赤になった
「そっ、そんなことより早く起きて準備するよ」
「ああ、分かった」
「久しぶりの学校だよね?頑張ってねお兄ちゃん!私も助けるから」
ん?それってどういうこと?
授業頑張って受けてねってことかな?相変わらずリンは優しいな
「分かったお兄ちゃん頑張るぞ」
「多分勘違いしてるけど学校に行けば何か分かるし大丈夫かな」
「うん?なんか言ったかリン」
「別になんにもないよ」
「分かったじゃあ行こっか」
久しぶりの学校楽しみだな〜
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