第8回 てんせいしたら……。
おじいさんのありがた~い おはなし。
なんていうこともないふつうのじんせい。
だいがくをでて いちおおおてといわれる ぜねこんににゅうしゃし
げんざいひとりぐらしの37さい。かのじょはいない。
きょうは こうはいに けっこんするから そうだんにのってほしいと
たのまれたのだ。どころが そのこうはいを うらんだぼうかんにさされてしまった。
くらい まっくらで なにもみえない。
なにか におう。てあしをのばそうにもどろどろしていて
どこまでが じぶんのからだなのかわからない。
くさい くさい くさい
<かくにんしました きゅうかくむこうをかくとく……せいこうしました>
からだがぬるぬるする。
<かくにんしました しょっかくむこうをかくとく……せいこうしました>
くらい、なにもみえない。
きゅうにまわりがあかるくなった。
「ばあさんや これはくさっとるのう。」
「じいさんや これはくさくてたまらん。」
「転生したらくさっていた件」だったとさ。
めでたし めでたし。
【ごきょうくん】
おじいさんとのやくそくだよ。
てんせいするばしょにはきをつけよう。
【ごきょうくん】が大事
基本ひらがな書きです。
子孫が寝る前におはなししてあげてください。
第2回の視点を変えたものです。
伏瀬先生 ごめんなさい。