第7回 むしょく かんけーねー?
おじいさんのありがた~い おはなし。
おれは30だい、むしょく。
がくせいじだいに ひどいいじめにあっていらい。
ひきこもりせいかつをしている。
そんなおれを、だまってみまもってくれていた ふぼがしんだ。
いえをきょうだいにおいだされたおれは、こうつうじこにあって しんでしまった。
きがついたら、かたい からにおおわれていた。
ごろり ごろり ごろり……。
せかいがぐるぐるとまわっている。ここはどこだ?
かいてんはとまった。
おれはあのとき、とらっくにぶつかって……。
しんだのか? ではここはひつぎのなかなのか?
あつい あつい あつい あつい……ほんきであつい。
からだがあつくて たまらない。
おもわず、てあしをまっすぐのばしてみた。
ぱぁ~ん
はじけたくりのなかから、まっかなあかんぼうが……
「甘栗転生」でしたとさ。
めでたし めでたし。
【ごきょうくん】
おじいさんとのやくそくだよ。
くりをやくときは やくまえにきれめをいれておかないと
あぶないぞ。
【ごきょうくん】が大事
基本ひらがな書きです。
子孫が寝る前におはなししてあげてください。
第5回の視点を変えたものです。
孫の手先生 ごめんなさい。