第5回 る-るる るるる るーるる
おじいさんのありがた~い おはなし。
むかし、むかし あるところに おじいさんとおばあさんがいました。
おじいさんは、かわに しばかりに
おばあさんは、やまに せんたくに
あるひ おばあさんが、やまで せんたくをしていると
やまの うえのほうから おおきないがぐりが、
ごろり、ごろり、ごろり……
と、ころがって きました。
いがぐりは おばあさんに ささってしまいましたとさ。
めでたし、めでたし。
【ごきょうくん】
おじいさんとのやくそくだよ。
やまでせんたくをするのは あぶないよ。
むかし、むかし あるところに おじいさんとおばあさんがいました。
おじいさんは、かわに しばかりに
おばあさんは、やまに せんたくに
あるひ やまで せんたくをしていた おばあさんが
おおきな おおきな おおきな いがぐりを あたまにさして、かえってきました。
「ばあさんや すぐぬいてやるから、だいじょうぶかのう。」
「じいさんや このあたまのおかげで たすかったんだね。」
ばあさんの あたまは みごとな たまねぎへあーだったそうな。
ぬいた いがぐりのなかには おおきな おおきな おおきな くりが1こはいっておったそうな。
「ばあさんや やきぐりにしたら うまそうじゃのう。」
「じいさんや それならいろりに くべておきますかね。」
さて、いろりに おおきなくりをおいて、やきあがるのをまっていますと、
だんだん、くりがふくれあがってきます。
ぱぁ~ん
はじけたくりのなかから、まっかなあかんぼうが……
「甘栗太郎」がうまれましたとさ。
めでたし めでたし。
【ごきょうくん】
おじいさんとのやくそくだよ。
くろやなぎてつこは、さいきょうさ。
「あまぐりたろう」は おさけをのんだパパがおみやげにかってくるよ。
うれしそうにたべるんだよ。
【ごきょうくん】が大事
基本ひらがな書きです。
子孫が寝る前におはなししてあげてください。
この話も授業の中で、話していたものです。
いろいろと、つっこまれながら わいわいと話します。
最初のほうで「やま」と「かわ」の入れ違いに気づいた子がつっこんだら、
「山だって、水が流れてるところぐらいあるよ」とかわしていましたw
「甘栗太郎」は実際に袋を用意していました。
最後のところで、ぱっと見せると面白いですね。