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おじいさんの ごきょうくん  作者: Kengosan
第4章 わらしべ
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第44回 わらしべ 8

おじいさんのありがた~い おはなし。

「あの金ぴかしょうぐんが問題なのよ。」

「あれ、どうやってしょうかんしてるのかしら、お札効かなそうだし。」

「かえせ、わたしのおきゅうりょう!」

 いなりあじとに逃げ帰ったど〇きつねの娘たちは、ど〇べいをすすりながら、文句を言っていたそうな。

「もう、そばも残り少ないのよ。」

「毎日だと、さすがにあきるし。」

「しんせんなあぶらあげが、食べたいよう。」

 それまで、再現動画をながめていた、天才ぎつねは、頭をかかえていた。

「どうして、あそこに金ぴかしょうぐんがあらわれたのか……。このままじゃ、地球で『きつねだんす』をばずらせる計画が……。」

 そこにりーだーぎつねが、何か思いついたように

「ねぇ、みんな。」

「ん?」

「さんばのりずむで、『きつねだんす』おどるってのはどう?」

「それなら、じゃまされても問題ないかも。」

「それって、『きつねだんす』じゃないよ。」

「みんな、ちょさくけんというものがあって……。あの『まるしっぽ』たちは、きっとゆるしませんよ。」

「問い合わせても、何の返事もないんだし、やろうよ。」

「また、昼寝でもしているんだろうし、お札でもはってやりたいよ。」

「いいかげん、おきろよ。ばかうさぎ!」

「しーっ、あいつら、どこかで聞いてるかも、あいつら耳だけはいいから。」


 そのとき、もう3年も動いてなかった通信器のすいっちが入った。

 ぺったん、ぺったん、ぺったん……。

「わぁ、おもちつきだしたよ。」

「やっぱ聞いてたし。」

「やばいよう。」

「ふむ、『あんたたち、まじめに仕事はやってるの。』ですって。」

 ぺったん、ぺったん、ぺたぺったん。

「『どうぜん、にんむは、完了したわよね。』とかいってます。」

「まだです。金ぴかしょうぐんが……。」

と、りーだーきつねの返事を 天才きつねが送る。

 ぱん、ぱん、ぱん。

 ぺったん、ぺぺったん、どん、どーん、どかーん。

「あっ、うすのはしっこたたいたよ。」

「なんかいやなかんじがするし。」

「なんかこわいよう。」

「『おうえんだんも、資金もあんなに送ったのになぜだ!』って、え!そんなぁ。」

「そんなの来てませんよぉ。」

 ぱん、ぱん、ぱぱーん。

 ぺったん、ぺたたん。

「『毎月、送ったはずだ。』って?。どこに?」

 ぱん、ぱん

 ぺったん、ぺったん? ……ぺたん。

「『そのいなりあじとに……、まちがえた。』ですって、ばぐうさぎ!」

 ぱん、ぱん、ぱぱぱーん!

 ぺぺたん、ぺたん、ぺたん。ぺぺぺぺぺ……。

「『200人のおうえんだんと、その活動資金とお給料……』、どうしてくれんのよ!」

「じゃあ、その200人どこにいるのよ?」

「このままだと、今月の売かけはらえないし。」

「え~ん、私のおきゅうりょう…。のろってやる!」

 ぱん、ぱん、ぱああん?

 ぺったん、ぺった~ん。

「やっぱり、昼寝して寝ぼけていたみたいです。間違えた座標はどこかしら。」

 ぱん、ぱん、ぱん?

 ぺったん、ぺったん。

「ふーん、資金は、やっぱり、あの畑ですって。」

 ぺったん、ぺったん、ばたん。

「おうえんだんは……、大和の国…。やぎゅうのさと?」



【ごきょうくん】

おじいさんとのやくそくだよ。

つきでは、うさぎがおもちをついてるけど、

よくおひるねするんで、かめにまけるんだ。


【ごきょうくん】が大事

基本ひらがな書きです。

子孫が寝る前におはなししてあげてください。


次回 柳生一族vsど〇きつね?



読んでいただいてありがとうございます。

みなさんの高評価が創作の励みになります。

いいね、ポイント、感想 よろしくお願いします。


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