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おじいさんの ごきょうくん  作者: Kengosan
第3章 こぶとり
33/397

第33回 こぶとり 7

おじいさんのありがた~い おはなし。

 そのころ よりみつ一行は

「おい、さだよ まだつかんのか。」

「ええ、まだまだ、先は長いです。」

「さだ兄、もうすぐ、おらのいた あしがら山につくぞ。」

「で、すえたけよ。なんであかごをだいているんだ。」

「いや、さっき川をわたったときに わたされました。」

「おまえ、何度目だよ、」

「切ればいいの、切れば」

とまあ、ちんどうちゅうをくりひろげていましたが、

「ん? あしがら山???」

「んだ、そろそろ見えてくるんじゃないか。」

「おい、さだ!われわれは どこにむかっているんだ?」

「え?おののこまちのおんせんでしょ?」

「おまえ、おおえやまに おののこまち温泉があるって言わなかったか?」

「なにいってるんですか。でわの国、よねざわにある『おのがわおんせん』が、こまちの湯っていわれるんですぜ。」

「なんで、おんせん?」

「だって、かしら、こまち『の』湯まで、あんないしろっていいましたよね。」

「おおえやまに おののこまち温泉があるっていってなかったか?」

「はい、おののこまち温泉はおおえやま、こまちの湯はおのがわ温泉のこと。」

「だから、そのおおえやまの『しゅてんどうじ』に行くの」

「おれ、おおえやまから おりてきたやつ切ったっていいましたよね。切るよ!」


 そんなわけで、あわてて、よりみつ一行は おおえやまにむかったそうな。




 ようやく、はくがさんみが おおえやまにつくと、「ほすとくらぶは」あとかたもなくなくなっていたそうな。

「あっ、はくがさ~ん。」

「こしきぶさん、らいぶかいじょうは?」

「らいぶ?」

「『しゅてんどうじ』で、らいぶばとるやるんじゃない?」

「『しゅてんどうじ』?」

「そうだった、『しゅてんどうじ』をとりしまれと、かんぱくどののごめいれいだ。」

「このそうどう、『しゅてんどうじ』はかんけいないんじゃないですか?」

「いや、そもそも あなたが、ふうきのみだれ ってうらなったからでしょ。」

「なんかわからないけど、らいぶやるの?いいわよ、やってやるわ。」

と、いうわけで、どりあえず4人は「しゅてんどうじ」にむかった。




「『らいぶばとる』のしゅつえんうけつけは、こちらです。」

 しゅてんどうじのわきにある うけつけじょで てつづきをすませた、こしきぶたちは、かいじょうにはいっていった。すでに『しゅてんどうじ』のまわりには、長いれつができている。

「きょうは、何組出るの?」

「はい、今、あなたがたで5組目ですね。」

「ふ~ん、だれ?」

「はい、まず『あらしをよぶ、おにふたーず』」

「『おにふたーず』じゃなくて?」

「ええ、めんばーがじこにあいまして、きゅうきょへんこうしました。」

「ぶーとかいう うくれれの名人はいるんだよな。」

「はい、さうんどの中心ですから」

「で、あとは?」

「ちょうせんしゃが『さんにんかんじょ』『ごにんばやし』『ばんたな組』ですね。」

「あいつら、でられるのか?」

「もうひとわく、のこってるんですが……。」

「っていうか、『さんにんかんじょ』って、まさか、ちがうよな?」

「ぱぱ、どうしたの?」

「いや、なんかへんな よかんがするんだ。」



【ごきょうくん】

おじいさんとのやくそくだよ。

「の」のつかいかたに 気をつけようね。


【ごきょうくん】が大事

基本ひらがな書きです。

子孫が寝る前におはなししてあげてください。


やっとクライマックスが見えてきました。

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