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おじいさんの ごきょうくん  作者: Kengosan
第3章 こぶとり
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第30回 こぶとり 4

おじいさんのありがた~い おはなし。

「せいめいさ~ん、あけて」

 こしきぶがいうと、門がすーっとあいた。

 やしきから、こぞうが 一人でてきた。

「ししょうは、いまいそがしいんです。小娘はかえりなさい。」

「あなた、もとは かみきれのくせに えらそうに、もう!」

「せいめいさ~ん!」


「ああ、こしきぶさんですか。」

「おおえやまのけんで、ききたいことがあるの。」

「あさぼらけおじさんを げきたいしたけんですか?」

「それはいいの。じゃなくて『しゅてんどうじ』のけん。」

「ふうきのみだれですか。」

「問題は、『ほすとくらぶ』なのよ。」

「うむ。」

「で、わたしが、かいけつするの。」

「いや、それはきけんですよ?」

「だから、ついてきて」

「それは、よりみつどのと、やすまさどのが……」

「『ほすとくらぶ』は おとこは入れないの。」

「わたしもおとこですよ。」

「だから、かしてよ。し・き・が・み。」

「きけんですよ。」

「だから、かげから さぽーとして」

「ふ~ん、やれやれですね。わかりましたよ。」

「はくがさんも よんどいて らいぶよ!」

といわけで、せいめいも おおえやままでついていくことになったとさ。



 こっそり こしきぶのあとをつけていたやすまさは、2人がしきがみにのって とんでいくのを見て びっくりして

「なんで うちの娘は せいめいどのを つかえるのじゃ。」

「しらないんですか?あの娘は、ゆうめいなおやじつかいですよ。」

「おやじつかい?」

「歌会いらい、ふぁんが、げきぞうして、次のはくがさんとのらいぶちけっとは そるどあうと…」

「そるどあうと?」

「ふぁんれたーが毎日とどくんですよ。なかでも、おじさんたちに大人気。娘にしたいあいどる なんばーわんなんですよ。」

「いつのまに?」

「わたしたちが たんごでおどってるうちに ぶれーくしたみたいですね。」

「とりあえず、おいかけるぞ。」

 やすまさは、いそいで おおえやまにむかった。



【ごきょうくん】

おじいさんとのやくそくだよ。

ひゃくにんいっしゅは おぼえておくといいぞ。 

【ごきょうくん】が大事

基本ひらがな書きです。小学3年生レベルの漢字を使ってます。

子孫が寝る前におはなししてあげてください。


「大江山」ということばつながりですね。


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