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おじいさんの ごきょうくん  作者: Kengosan
第2章 ほうおん
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第25回 おんがえし 8

おじいさんのありがた~い おはなし。

「え~、きょうは しょうがいむはいをほこる むさしさんに あってきました。」

 つうは でんきやのてれびのがめんをみていた。なんとそこには なんかみおぼえがありそうな……。

「いままで どんなたたかいをしてきたんですか?」

「いや、あいてはまちの のらいぬどもですよ。」

「なかなか、きびしいことをいいますね。そんなやつらをばったばったと……。」

「まあそんなもんです。」

「なんか こんごのもくひょうとかあるんですか?」

「もくひょうは あのいぬやろう。がんりゅうにかつことですね。」

「おお、あのささきこじろう?」

「ん?そう、その ささきなんとかっていったけ。」

「それは、たのしみですね。」

「かならず かちますよ!」


 おなじころ、ささきこじろうは

「ん?だれこいつ、ひとのことを いぬやろうだって、ふざけんなよ!」

 しばらく、かんがえると、

「まあ、やってやろうじゃないの のらいぬあいてに むはいたってなw」

「けっとうのばしょは がんりゅうじまだ!」


 そのころ ゆーちゅーぶをみていた またはちが さけんでいたそうな。

「かーちゃん、おつうが……。」

「ん?こりゃ、となりのまちだね。」

「わんちゃんきたのか。」

「まあ、いってみることだね。」

 ところが、となりのまちでは、じらいけいいただきじょしのことは、ゆうめいだったが、よそのまちにいったらしい。で、そのとなりのまちにいくと おなじように……。

 だんだん、にしのほうに むかっているらしい。




「おなかがすいた…ごはん」

 にしのはずれのまちにたどりついたつうは、きょうもおなかをへらしていたそうな。

 てには、「むさし ぶいえす こじろう がんりゅうじまけっせん」とかいたちらしをもっている。おなかがすくと、このしゃしんのひとのことをおもいだすのだそうな。



 そのひ がんりゅうじまは あさから まんせきの かんしゅうがおしかけていた。 

「ほんじつは ちょうまんいんのなか むさし ばーさす こじろうのけっせんがおこなわれようとしています。おーっ、みえてまいりました こじろうです。」

 りんぐあなうんさーのこえがする

「がんりゅう、ささき こじろーう!!!」 はでなおんがくとともに こじろうがはいってきた。


 しかし おやくそくなのか むさしははいってこない。

 おひるもすぎて みんなが おべんとうを たべはじめたころ。

「おなかがすいた……、ごはん」

 つうが ふらふらとやってきた。


「おーっ、これが、むさしなのか、むさしはおんななのか? いや、もうひとり、はいってくるおとこがいる……。むさしだ!!!!」


「おーっ、おつう!!!おいしいごはんあるぞ!」

「よひょう、すいーつも!」

「よくおもいだしてくれたな。」

「これがあるから」

つうは、むさしのうつったちらしをみせた。

「これをみていると おなかがすいて おもいだすの。」

「そうか、うまくいっていたのか。これからは、ふたりでまたたのしくくらそうな。」

 なんだか、しょうわの めろどらまのようなふんいきに かんきゃくはかんどうのなみだをながしたそうな。


「ちょーっと、まった!」

「そんなわけにはいかないよ。」

 またはち、おすぎおやこが、らんにゅうしてくる。

「おつうをさいしょにたすけたのは おれだ。おつうはおれのもんだ。」

「おつうは うちの またはちのもんだよ。」


「ん?だれ…」

「おつう、しってるか?」

「しらないひと…たぶん、すとーかー」

 またはちおやこは がーどまんにつれられていった。



「でさ、もういい?さっきから まってんだけど、おそいぞ、む・さ・し!」

「またせたな、こじろう……ん? おまえだれ? いぬかめんは?」

「ひとのことを いぬだとか ばかにしているのか?」

「わかんないなぁ、かめんかぶってくんない。」

「おれが ささきこじろうだ!」

「また、じょうだんですよね。いぬかめんは そーんななが~いかたなもってなかったし」

「おれだよ、おれ、おれ……。」

 あわてて、むさしは、こじろうの くちをふさごうとしたが……。


 やはり、どこからか けいかいな さんばのりずむが ながれはじめた。


 そして、きんぴかのいしょうをきて しろいうまにのったおとこが あらわれて、うたいはじめた。まんいんのかんしゅうが もりあがっている。


 こじろうが、あぜんとして ぼーっとみていると……。

 きんぴかのおとこは こじろうにむかって


「おどってくれなきゃ、やだやだやだやだやだ。」とだだをこねだした。


「あれが、かのゆうめいな……。」

「あまえんぼう しょうぐん!!!」


「せいばい!!!」

と、しょうぐんさまが となえたので、むさしはあわててにげだしたが、じじょうがわからないこじろうは……。


 こうして、がんりゅうじまのけっとうは しょうぐんさまのしょうりにおわったのだった。



 そのあと、もう3ねんたっていたので むさしはおつうと、なつかしいいえに かえることになったとさ。


「ん、あんただれ?」

「よひょうだよ。」

「よひょう、おいしいごはんとすいーつ!」



めでたし めでたし。


【ごきょうくん】

おじいさんとのやくそくだよ。

えづけはだいじだね。


【ごきょうくん】が大事

基本ひらがな書きです。

子孫が寝る前におはなししてあげてください。


最後は、まさかのしょうぐんさまが……。

次回から新シリーズです。まさか、あの話の後日談になるとは……。


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