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おじいさんの ごきょうくん  作者: Kengosan
第2章 ほうおん
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第23回 おんがえし 6

おじいさんのありがた~い おはなし。

 さて、そのあと よひょうは ぶぎょうしょにつれていかれたそうな。

 そして きびしいとりしらべのあと おしらすにつれていかれたそうな。


「きたまちぶぎょう とうやま さえもんのじょうさま ごしゅつざ~あ」

 よひょうが へいふくしていると

「これより らちかんきん すとーかーじけんについて ぎんみをいたす いちどうのものおもてをあげ~え」

 しょうにんとして いぬかめんのひとや、またはちおやこと、しらないおじいさんがすわっている。

「さて よひょう らちかんきんをおこなったことは ぎんみのけっか めいはくであるが、さようそういないか?」

「いいえ、まったくみにおぼえが ございません。」「わたしが まほうをつかって……。」


「やいやい、なに ねぼけたことを ぬかしてやがんだい!」

と おぶぎょうさまは いきなり かたそでを ぬごうとした。なんかちらりとさくらふぶきが……。

「いやだから あそびんのきんさんって ひとにきけば……。」

「あっ」

 あわてて、ぶぎょうは きものをもとにもどした。

「さばきを もうしわたす よひょうとやら 3ねんかんの えどところばらい とする」



 まちはずれまで つれていかれた よひょうは がっくりとうなだれて すわりこんでいると、ちょんまげをななめにしたおとこが こえをかけてきたそうな。

「おれは あそびにんの きんさんてもんだが よかったら そうだんにのるぜ。」

「いや、あそびにんって せんとうちゅうに おどったり うたったり おおげさにすべったり するやつ……。あっ!きんさんじゃないか。」

「いや、こんかいは えら~いひとからの うったえだったので どうにもな。ぶぎょうじゃ ふくしょうぐんにはかてねえからな。」

「わたしは これから どうしたら よいですかね。」

「ん~、よのなかやっぱり ちからだな。」

「ちから?」

「なんかのちからがあればな、かねでも、けんりょくでも、わんりょくでも」

「わたしには そのどれもありません。」

「んじゃ、むしゃしゅぎょうってのは どうだい? 3ねんかん えどのそとで しゅぎょうするってんのは」

「むしゃしゅぎょう……。まあ ちからがあれば いぬかめんも おいかえせたんだし……。」

「なまえもかえたほうがいいな。よひょうだと、なんかきがぬけて よわそうだし」

「なまえですか?ん~ん…かんがえておきます。」


 そんなわけで、よひょうは むしゃしゅぎょうのたびに でることにしたそうな。

 あるときは くさりがまをもった のらいぬとたたかい、

 またあるときは やりをもった さるとたたかった。

 さるやまのぼすにちょうせんしたときは すうじゅっぴきのさるをあいてに おおあばれして、きづいたら 2ほんのかたなをふりまわしておったそうな。



 そんなあるとき、たけばやしをあるいていると、あかるくひかるたけが、いっぽんあったそうな。

 みると ひとりのろうじんが、なたをかまえると、いっきに


 すぱっと、すぱっと、すぱっと…。


 そのみごとな うでまえによひょうは、こころをうばわれたそうな。

 そこで、よひょうは たけとりのおきなの でしとなることを けついして なまえを たけぞう とあらためたそうな。



 ん? つうは?



【ごきょうくん】

おじいさんとのやくそくだよ。

ながいものにはまかれよ。だけど

どりょくすることが かんじんだよ。


【ごきょうくん】が大事

基本ひらがな書きです。

子孫が寝る前におはなししてあげてください。


もう落ちがみえそうですが、まだまだひねります。


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