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おじいさんの ごきょうくん  作者: Kengosan
第1章 はじまり
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第2回 かもすぞ!!

おじいさんのありがた~い おはなし。

むかし、むかし あるところに おじいさんとおばあさんがいました。

おじいさんは、やまに しばかりに

おばあさんは、かわに せんたくに


あるひ かわで せんたくをしていた おばあさんが

おおきな おおきな おおきな ももをひろってきました。


「ばあさんや これは おおきなももじゃのう。」

「じいさんや さっそく きってたべましょうかね。」


ところが、ももはかたくて おばあさんのちからでは

なかなか きれません。


「ばあさんや まだうれてないから かたいんじゃろぅのう。」

「じいさんや それではあしたまで まちましょうかね。」


つぎのひ ももはすこし やわらかくなっていました。


「ばあさんや すこしたべてみようかのう。」

「じいさんや そとがわを すこしきってみましょうかね。」


おばあさんは もものそとがわの やわらかくなっているところを

きって、ふたりはおいしくたべました。


「ばあさんや あしたもうれてるとこから たべてみようかのう。」

「じいさんや あしたもたのしみなことですかね。」


つぎのひ やわらかくなっているところは ふえていました。


「ばあさんや これはうまいけど たべきれんのう。」

「じいさんや のこりはあしたたべましょうかね。」


つぎのひ ももから なんだかいいにおいがしています。


「ばあさんや なんかいいきぶんに なってきたのう。」

「じいさんや ねむくなって きましたかね。」

ふたりは いいきぶんになって ねてしまいました。


つぎのひ のこったももから すっぱいにおいがしています。


「ばあさんや これはもう だめかのう。」

「じいさんや たねをとっておきましょうかね。」


ふたりは のこりのももを まんなかからきって

たねをとろうとしました。


すると なかからでてきたのは……くさったろう。


めでたし めでたし。



【ごきょうくん】

おじいさんとのやくそくだよ。

なまものは いたみやすいので、そとにだしっぱなしにしていると

くさってしまいます。

とくに あたたかいきせつには きをつけましょう。


【ごきょうくん】が大事

基本ひらがな書きです。

子孫が寝る前におはなししてあげてください。

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