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おじいさんの ごきょうくん  作者: Kengosan
第2章 ほうおん
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第18回 おんがえし 1

おじいさんのありがた~い おはなし。

             

 むかし、あるところに よひょうという ひとりもののおとこがおっての。

 このよひょう ことし30さいになるのに おんなというものを ひとりもしらなかったのじゃ。しっているのは おととしなくなった ははおやだけだったそうな。


 30さいになったあさ、よひょうが めをさますと、いきなり


 たらったらったったー♪

 よひょうは まほうつかいに なった

 よひょうは まほうをおぼえた


と、なんかきいたことがあるふぁんふぁーれとともに ふしぎなもじが うかんだそうな。

 へんだなとおもったが、げーむのやりすぎかと おもってわすれることにしたそうな。


 ところが、まずいあさめしを くいながら、「もっと うまいめしが くいたいなぁ。」とおもっていると、なんとあさめしが しろいおこめの ほかほかごはんになっていたんじゃ。どうやら なんでも ねがったもののかたちにかえられる まほうをおぼえたらしいのじゃ。


 そこで さっそく とおりかかった ねこを おんなのすがたに かわるように ねんじてみたそうな。ところが、ねこは おんなのすがたになったが ははおやににた おばあちゃんのすがたで、しっぽがはえていて、しかも つのまで、かくれていたそうな。

 どうやら ねがったものの いめーじが あらわれるまほうだったらしいのじゃ。みたことがないものは そうぞうするしかないのじゃ。


 よひょうは わかいおんなというものを いちどもみたことが なかったそうな。

 それで、どうしたらよいか なやんでいると、ちょんまげをななめにしたおとこが こえをかけてきたそうな。

「おれは あそびにんの きんさんてもんだが よかったら なにがあったか はなしちゃくれねぇかい。」

「いや、あそびにんって せんとうちゅうに おどったり うたったり おおげさにすべったり するやつだろ そんなやつに・・・。あっ!なんかしってるかも。」


 そこで よひょうは じぶんが わかいおんなというものを いちどもみたことがないことを はなしたんだそうな。

「そいつはいけねえな。まあ、おれにまかせてくんな。」

と あそびにんの きんさんは なにかをとりに さくらふぶきを ちらちらとみせながら、かえっていったそうな。そして、はしってもどってくると。


「ぱららぱっぱら~♪ せいねんざっし!!!!」

「なんですか。これは?」

「まあ、みてくんな。これが ぐらびああいどる というやつだ。」

「ほお・・・」

と、よひょうは しんけんなまなざしで みつめて、きゅうにまえかがみになったそうな。

「これは なかなかの・・・。」

「だろう、かみさんにみつからねえように かくしてたんだ。」


 さっそく よひょうは とおりかかった のらいぬに まほうをかけてみたそうな。

 すると のらいぬは ないすばでぃな おねえさんのすがたに

「で、このみずぎのしたは?」

「そいつぁ いえねえなぁ。じしゅきせい ってやつだ。」

 よくみると、みずぎの おしりのところから しっぽがはえておったそうな。


 まあいいかと よひょうが てをのばすと ないすばでぃな しっぽのはえたおねえさんは、よひょうのてにかみついて にげていったそうな。



「ところで なんでこんなことをしてるんだい。」

「いいとしになって ひとりものでいるのは せけんていがわるいって しんだかーちゃんが いつもいってたもんで・・・。」

「にょうぼがほしいなら まずは ほれさせねえと ついてこねぇぜ。」

「でも どうやったらいいのか わかんないんです。」

「まずな いちばんてっとりばええのは つりばしこうか ってやつかな。」

「なんですか それ?」

「かんたんにいうと あぶねえところを たすけられると、ほれちまうってやつさ。」 

「あぶないところ?」

「おう、ぜったいぜつめいのぴんちに さくらふぶきのおにいさんが たすけてくれた。で、おしらすで おもわず きんさん♡って やつさ。」

「おしらすって?」

「おっとそこまでは いえねえなぁ。」

「まほうはつかえるようになったけど せんとうりょくは3って、でてたんだですけど……。」

「なあに おめえの ちからで たすけられるもので いいんだよ。たすけられたら、おんがえしするってえのが、むかしばなしの おやくそくだぜ。まあ、がんばんな。」


というと あそびにんのきんさんは さくらふぶきを ちらちらみせながら せいねんざっしを たいせつそうにもって さっていったそうな。

「おーい、くれるんじゃないのか?」

と よひょうが いうまえには すがたをけしておったそうな。 



【ごきょうくん】

おじいさんとのやくそくだよ。

こんかいは ちょうへんだよ。

このつづきはあした、よむんだぞ。


【ごきょうくん】が大事

基本ひらがな書きです。

子孫が寝る前におはなししてあげてください。


今回はつづきものになります。

いいね。ポイント、感想 よろしくお願いします。


下ネタは、教育的配慮から、なるべくさけますね。

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