忘れられたもの
何を思ったかこんなものを書いてしまいました。
わたしは靴下。
みんなの足を守るもの。
お洒落にだって使われる。
色や長さで個性を出せるよ。
ハイソックスちゃんにニーソックスちゃん、タイツさんにストッキングさん、フットカバーさん、他にも仲間はいるけれど、みんなみんな同じ靴下。
なのにわたしは仲間外れ。
何にも悪いことしてないのに、みんなが履いてるときは悪いものだって言われてた。
今ではすっかり忘れられ、わたしはほとんどいなくなっちゃった。
どうしてかな?
わたしは悪いことしてないよ?
みんなより分厚くて長いから、寒いときにはきっと役に立つよ?
子供のクリスマスプレゼントを入れるためでもいいから、誰か連れて行って。
そうしてわたしは、また数を減らし続ける。
寂しいよ......
結論、自分に詩は向いていません。