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プロローグ
とある話がある。
1人の少年がいた。右目はみえない。
何故か?今話すことではないだろう。
そして、1人の少女もいた。オッドアイ。
何故か?自分の目を犠牲にしたから。
それもまた、何故か?ナゼだろうね。
今の君たちには理解出来ないかもしれない。
だけど、この話を読む君たちは感じられるかな?
今、君の傍にいる人が、君の隣にいる人が
どれだけ君を思っているのかを。
そんな話。そんな物語。
そうだ、これは…。
右目を無くした少年と、
少年のために自分の目を犠牲にした少女。
そんな2人のひとつの「愛」の物語。