殲滅
「敵襲だ!」
「異世界人を殺せ!」
第一支部に警報が鳴り響く。
付近にいた魔物や魔人が隼人達のもとに次々と現れる。
「結構な人数ですね」
「第一支部は他の支部に比べれば小さいです」
「なので、魔人はいたとして四十ぐらいだと思います」
「たいしたことないな」
「十人ずつだ! 手加減はいらない殲滅しろ!」
「「了解」」
「「身体強化レベル5」」
マルク以外の三人が身体強化の魔法を発動する。
「来い、新月」
「サモン、紅」
「来たれ、火花」
「準備はととのったな。開戦だ!」
三人は敵の集団に一気に突っ込んでいく。
道を塞ごうと魔物が出てくるが意味はない。
「コイツラ ヤバイ」
魔物では歯が立つわけがなく、一瞬であたりが血の海になる。
「魔物では時間稼ぎにもならんな」
「あと一日あれば魔王城から援軍が来るというのに」
「付近の魔人は戦闘に参加しろ」
「一人に複数人でかかれば死にはしない」
リーダーらしき魔人がさらに放送をするが時すでに遅し。
「戦え! お前ら何をしている!」
魔物が一瞬で血の海になったのは魔人達にも効果があった。
半分ほどの魔人が恐怖で戦闘できなくなっているようだ。
魔人や魔物が斬られる音が、第一支部内で継続して鳴り響く。
「こんなもんじゃないだろう!」
「もっともっとかかってこいよ!」
挑発に乗った魔物も次々と死んでいく。
「さあ、ラストスパートだ」
十分後、支部内にいた魔物や魔人は殆ど命を奪われていた。
「これはマズイ!」
「報告しなければ」
「本部! 本部! こちら第一支部です!」
「何かありましたか?」
ズパッ
魔人はちからなく倒れる。
「………」
「どうしまた?」
魔人の後ろにはマルクがたっていた。
通信機器を使い、本部と言われる場所にマルクが話かける。
「人間をなめるなよ!」
「お前ら何者だ!」
マルクは通信機器を破壊する。
「よし! 全員殺したな」
「合流地点に向かうぞ!」
「「了解」」
第一支部に生きているものはおらず、壊滅していた。
四人は真っ赤に染まった第一支部を後にする。
四人が立ち去った後に、第一支部に入っていく影があった。
「魔王様!」
「なんだ?」
「第一支部は壊滅しました」
「なんだと!」
「それは事実なんだろうな?」
「この目で確認しました」
「次は魔王城では?」
「分かった」
「すぐに帰ってこい! 他の魔法騎士も集める」
「了解です」




