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ユニゾン 生命一心共同体  作者: カミカクシン
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再会

 いつも通り隼人が起床して食事をする。


「隼人! テウスが帰ってくるらしいぞ」


 隼人は驚きのあまり箸を落としてしまった。


「テウス兄さんが!」


「ああ、マスターがそろそろ帰ってくると言っていた」


 隼人は喜びが抑えきれなかった。


「やった! ほんとに久しぶりだよね。四年ぶりぐらいかな」」


「そうだな。隼人を拾ってきてからニか月であっちに行ったからな」


「早く会いたいよ!」


 隼人はウキウキとして学校に向かっていった。



 ユニゾンのアジトの中で突如ゲートが開く。

 そこから出てきたのは隼人を拾ったテウスだった。


 テウスは隼人を拾ってからニか月で、異世界への偵察任務に出発した。


「マスター! 今帰りました」


「おお! 帰ってきたか。全員無事か?」


「もちろんです!」


 ゲートからテウスの部下の戦士が十人ほど出てくる。


「「我ら帰還しました」」


「よかった。ゆっくりと体を休めるといいよ」


 部下はアギトに礼をすると部屋から出ていく。


「それで、何か分かったことはあるんだろう?」


「はい! まずは異世界にも私たちと同じ人間が住んでいました」


 アギトは驚くそぶりすら見せない。


「そうか。他には?」


「この世界を襲った魔王の名前は ラキウス というそうです」

「そして魔王は異世界に合計で五人存在します」


「魔王はそれぞれが対立して領土を奪い合っているそうです」

「領土の一番少ない魔王がラキウスで、食料のためにこの世界を襲ったと思われます」


 アギトが怒りの表情をあらわにする。


「食糧のため……か」


「あと一つ大事な報告が!」


「なんだ?」


「近々魔王ラキウスを含めた大規模な侵攻が行われるそうです」


「死人を出す前にこっちから乗り込むかな」


 アギトは異世界にこちら側から打って出ることを決定した。


「それではこれで」


「何か嬉しそうだな」


「隼人に会えるんですからね」

「四年ぶりぐらいですから。嬉しくてたまりませんよ」


 そうして二人の会話は終わった。



 放課後、隼人は自主練も終わり家に帰る。


 家に入ると靴が増えていることに気づく。

 隼人は誰の靴か、だいたい想像がついていた。


 リビングに向かうと彼はいた。


「久しぶりだな隼人! 大きくなりすぎだろ」


 もちろん、話しかけたのは異世界から帰ってきたテウスだった。


「テウス兄さん久しぶりだね! 怪我とかしてない?」


「そんなんあるわけないだろ!」

「四年でずいぶん変わったな。容姿もそうだが、本当に強くなったなように見える」


 隼人が嬉しそうに答える。


「守りたいものが見つかったんだ!」

「兄さんや兄貴、先生の言ってことがやっとわかったよ」


「じゃあ、久々にやるか。模擬戦!」


「うん。でもごはんの後でね」

 

 隼人がテウスにとてもなついている理由。

 それは拾われたばかりで不安な時に、ずっと近くにいて自分を支えてくれたからだ。

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