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ユニゾン 生命一心共同体  作者: カミカクシン
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鍛錬

 魔人の襲来から一週間後。

 倒壊した練習場は急ピッチで復旧が進んでいた。


 襲来に巻き込まれた隼人達は魔導隊に発見された時から、傷一つない状態だった。


 念の為に一週間は学校を休むようにと言われ、四人は学校を休んでいた。


 その間も、隼人は竜二が暇な時に模擬戦を行い、新しく手に入れた力を自分のものにしようとしていた。


 白帝についても竜二から教わっていた。 


 そして今日、一週間ぶりの学校が始まる。


「「おはよう!」」


「おはよう!」


 教室に入るとすぐさま翔と雅章が隼人に話しかける。


「大丈夫だって聞いたけど本当?」

「俺達のために結構無理したんじゃないのか?」


「大丈夫だよ! とある人に救ってもらったんだ」

「それより雅章の方が心配だよ!」


「僕も平気だよ!」

「すごい傷だと思って気絶して起きたら治ってたんだ」


「本当によかった!」


 隼人は目に少し涙を浮かべながら喜んだ。


 三人は一週間の遅れを取り戻すために必死に授業に取り組む。


「はあーやっと昼休みだね」


「一週間で全然分からなくなるもんだな」


「ほんとにびっくりだね」


 三人で昼食を食べていると奈津子が教室に入ってくる。


「如月君! 本当に大丈夫なの?」


「五条さん久しぶり。体は大丈夫だよ!」

「五条さんも怪我とかなくてよかった!」


「守ってくれてありがとう!」

「私がここにいるのは如月君のおかげだよ! とってもかっこよかったよ」


 そういった奈津子は今までよりも顔が赤くなっていた。


「うん。ありがとね」


 隼人も少し顔を赤くしているようだった。


「はーい! そこまでね」

「話はまた放課後ゆっくりしようよ」


 そういって雅章が二人の会話をさえぎった。

 

 昼休みも残り少なったので実習場に向かう。

 午後の実習は練習場が壊れたことにより急遽A1のクラスとの合同授業だった。


 C5のクラス全員がそろうと安藤先生が説明を始める。


「皆さん! A1のクラスとの合同授業なんてめったにないですから」

「分からないことがあったらどんどん質問しいきましょうね」


「A1っていいイメージがないな」


「それはあんなことがあったからねー」


 いつものように三人で練習を始める。

 すると、A1の生徒が一人、三人に近づいていく。


「あの! 何か手伝えることはないですか?」


 そういったのは模擬戦で隼人に敗れた健二であった。


「なんのつもりだ?」

「復讐にでも来たのか?」


 翔が健二に向かって威嚇する。


「そんなつもりはありません」

「この前の件は本当にすいませんでした」


 三人がそろって驚きの表情を浮かべる。


「だうしたんだ?」

「頭でも打ったのか?」


「私は改心したんです」

「あの時、隼人さんに負けて心を入れ替えました」


 翔がさらに疑問を口にする。


「そんな簡単に変われるもんか?」


「それだけではないですよ。師匠にもシバかれたんですよ」

「何か役に立てることはないですか?」


「じゃあ質問させてくれるかい?」


 隼人が始めに質問をしたことで、二人も次第に質問をするようになった。


「隼人さんは本当に努力家ですね」

「あんなに強いのにさらに魔法を鍛えるなんて」


「当然だよ。大切なものを守るためには力が必要だからね」


「そうですね」


 午後の授業も終わり、奈津子を含めたいつものメンバーで自主練を始める。


「一週間前よりすごい気合が入ってるね。如月君」


「誰かに助けてもらったって言ってたから自分の力で守りたんだろうね」


 自主練が終わりいつものように下校する。


 隼人は家についた後も竜二が暇になると、模擬戦をしてもらっていた。


 いつもと変わらない一日は四人にとってとてもかけがえのない時間だった。



 コンコンッ


 ある一軒家にノックの音が響く。


「珍しいな。お前が来るなんて。アギト」


「私の部下、人類を救ってくれたらしいな。アラン」

「ありがとな」


「借りを返しただけだ。気にすんなよ」

「久々に話し込むか!」


 二人は再開を懐かしみ、大いに笑い合った。

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