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願いの果てに
そこには偽りなんて無かったでも真実も無かった
やっと自由を手に入れたのに幸せを見失ったんだ
最初は大したコトじゃ無かった
ふと気がつくと思い出はどっか遠くに行って
手元に何も残らなかった
愛した人の名前すら 憶えてはいなかった
気がつくと僕は王になってた
全てが僕の思うままに動いた
手に入れることで何かを無くして行くんだろう?
気がつくと僕は倒れてた ライオンの像が僕を見ていた
最後に見たのは燃え盛る街煙が上がってた
やっと自由を手に入れたのに虚無感に包まれた
最初は大したコトじゃ無かった
ふと気がつくと大切な人を手にかけていた
手元に絶望が残ってる
愛した人は目を閉じた 目を閉じたんだ
気がつくと僕は倒れてた
空がやけに澄んでいたんだ
手に入れることで失った本当に大切なもの
気がつくとそこは楽園だった もう戦わなくてもいいんだよ