もうお前は小説を書くな。2
前エッセイへ送られた感想や反応への感謝と、それに対する私が思ったことをまとめたものです。
どうせ食べるならまずい料理よりおいしい料理のほうがいいよねって話。おいしい料理がいっぱいのほうがもっといい。
感想欄で私が複数アカウント使用していると発言した件についてご指摘いただき規約を確認いたしました。
規約違反でした。深くお詫び申し上げます。
つきましては古いアカウントのほうを削除し、こちらのアカウントに統合させていただきます。
私が投稿したエッセイが多くの方に見ていただき、いろんな反応をいただき思わず筆を執ってしまいました。中にはエッセイという形で返していただいた方もいらっしゃいました。まずは、読んでくださった方、そして私の考えに意見を述べてくださった方に感謝を。本当にありがとうございます。
ですので、このエッセイは前の続き、というよりかは反応していただいて私がどう感じたか、という感想のようなものです。
本当にいろんな反応を返していただきました。肯定的な意見、否定的な意見、多くの反応があり、その中でも私の書くなという言葉によって筆を折る方がいるのでは? という意見を持っておられる方が多くいらっしゃいました。
私としても作品、作者の方が減るのは良くないと思っています。というよりは嫌です。なろう作品いっぱい読みたいです。作品を日々創作されている方を尊敬していますし、毎日更新とか神かな? とか思っています。作者もっとふえろ、作品もっと増えろ、というのが私の思いです。
私は前エッセイで文章のルールを守らないなら書くな、というようなことを言いましたが、これ、そんなに難しいこと言っているのかな? とも思っています。小学生の夏休みの課題の読書感想文でしたように文章をきちんと書こうぜ、という話です。わざと文章を崩すことによってキャラクターを演出したりする、ということは全く問題ないと思います。むしろそんな技術があるなら私もやりたいです。しかし、それってめちゃくちゃ難しいことだと思いませんか? 文章のルールとは、自分が伝えたいことを正しく相手に伝えるためにあると思っています。そこから逸脱し、崩すことによっての魅力や利点を得ながら相手に伝えたいことを伝えるって、めちゃくちゃ難しいです。土台や基礎の弱い家ではすぐにぐずぐずになって家が倒れてしまうように、文章のルールがある上で外れることをして読者に印象強く読ませるということだと私は思っています。
ただ、顔文字を使うことだけは個人的には受け付けられないかな、とも思ったりします。もちろんそれは話の中でメールやチャットの中で使っている、とか登場人物がネットに顔文字を書きこんでいる、といったようなことでもなく、キャラクターの喜怒哀楽や表情の変化を顔文字で済ませてしまうことです。せっかく小説という形で作品を、思いを伝えたいのなら文章で伝えるべきです。文章だけで魅力を伝えられるのが小説だけにしかない強みです。安易な顔文字で自身の表現力の限界を決めないでください。もっと挑戦してください。
この小説家になろうという場所は無料で様々な人に自分の作品を見てもらえる場です。もう一度言います。様々な人にいろんな作品を見てもらえる場所なんです。投稿されている方は少なからず人に見てもらいたい、人に自分の作品を楽しんでほしい、面白いと思ってほしい、という気持ちが必ずあるはずです。その気持ちが少しもない、ゼロだというのであればなんで投稿したの? と私は思います。人に見てほしいから公開するんです。投稿するんです。書いて楽しい、読んで楽しいを共有したいからです。自分ひとり楽しむことができたらいいのならメモ帳でもチラシの裏にでも書いておけばそれでいいじゃないですか。なんでなろうに公開してるんですか?
前エッセイを書いたのは、私が昔使っていたアカウントで投稿した作品を読み返したのと、ランキングに載っている作品に読みづらいという感想が多く寄せられていた作品を見つけたことがきっかけです。読者に読みにくい作品と思わせることは、自分の作品の魅力を伝えなくてもいいということと一緒ではないかと思います。そんなのもったいないじゃないですか。せっかく書いた作品なのに。最初からすべて完璧じゃないといけないわけではないんです。私も前エッセイで誤字が見つかり、感想欄でそれを教えていただきました。間違いは直せばそれでいいんだから別に間違っててもいいと思います。でも、改善しなかったり、自分はこれでいいんだから読みづらくてもそれでいいなんてことして、自分の作品の魅力を無くすようなことしないでほしいです。
私が初めて作品を投稿したのは中学生の時でした。文章は間違っているし、表現力も、語彙力も、何もかもダメだと今は感じるような内容です。それでも評価のポイントを付けていただき、感想をもらったときはとてもうれしかったのを今でも覚えています。この気持ちになったのは私一人だけではないはずです。
もっとたくさんの作品が、作者様が増えればいいなと私は思っています。へたくそでもいいんです。誤字だらけでもいいんです。でも、人に見せよう、と公開したのであれば人に伝える努力はやめないでください。
最後に、繰り返しになりますが、私のエッセイに評価や感想など様々な反応をくださった方々にお礼申し上げます。