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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
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短編小説(ホラー)

ゾンビちゃん、友だち百人できるかな?

作者: 三羽高明

あたしは新米ゾンビちゃん

死にたてホヤホヤ一年生


お墓で一人は寂しくて

友だち作りに出てきたの


汚れた両足動かして

辿り着いたよ生まれ故郷

友だちたくさんできるかな?


「おじさん、おばさん、こんにちは」

挨拶ついでに歯を立てる


そしたらすぐさま大変身

あたしとおんなじ淀んだ目


たちまち友だちできちゃった


あたしはとっても嬉しくて

叫んで逃げる村人に

手当たり次第に噛みついた


村人全員お友だち

それでもまだまだ足りなくて

あたしは皆と村を出た


目指すはもちろん大都会


腐った体で進みましょう

友だち百人できるまで

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― 新着の感想 ―
[一言]  ゾンビもの好きなのです!  スキップでもしそうなゾンビ節!  ダークでポップ。  映画で観てみたくなりますね。
[一言] なるほど。 パニックもののゾンビは、友達増やしたいだけなのか(笑) 可愛い分怖いです。
[良い点] 狂気を感じた。タイトルの時点で何となく察してたけど、内容が更に狂ってる。陽気な雰囲気で言ってること怖すぎません?
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