初級ステップそのさん
ではステップ3。
ここで「推敲」してみましょう。
文章を読み返して、おかしなところがないかチェックする作業です。
今回は試しに「A」を「太郎」に変えてみます。
また、ここで小説の基本ルール四天王を紹介します!
「地の文の頭には全角スペース」
「横書きの時はセリフの上下を一行ずつ開ける(セリフが続く場合を除く)」
「記号は複数個で使う(カッコ、!、?は除く)」
「文中に!や?を使った後は全角スペース(閉じカッコ前は除く)」
はい。面倒臭いですね。
でもこの四つを守るだけで格段に読みやすくなります!
では実際にやってみますね。
昼下がりの公園で。
腹が立ったので、太郎はくろひつじに思いっきりパンチをした。
「くらえ!」
もふっとパンチが当たった。
「この程度か……?」
くろひつじはニヤリと笑った。
「まだまだ!」
太郎はもう一度、くろひつじに思いっきりパンチをした。
「もう一度だ! くらえ!」
また同じようにもふっとパンチが当たった。
でも、今度はくろひつじは笑わなかった。
「なかなかやるな」
ダメージがあったようだ。だからくろひつじは笑わなかった。
はい。これはもう小説ですね!
ここまでがステップ3です。
かなり駆け足ですが、ゆっくり読み返しながら進んでください。