小説ステップそのに
ではステップ2です。
この辺りで「いつ」「どこで」を文章の最初に持って来ましょうか。
昼下がりの公園で。
腹が立ったので、Aはくろひつじに思いっきりパンチをした。
「くらえ!」
もふっとパンチが当たった。
はい。一気に小説らしくなりましたね。
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さて、パンチされた「くろひつじ」ですが、どんな反応を返すでしょうか。セリフも付けて書いてみます。
昼下がりの公園で。
腹が立ったので、Aはくろひつじに思いっきりパンチをした。
「くらえ!」
もふっとパンチが当たった。
「この程度か…?」
くろひつじはニヤリと笑った。
これを繰り返して行けば小説になっていきます。
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「いつ、どこで」を最初に持ってきて、
「誰が、何をして、どうなった」
これを繰り返すのが基本になります。
「だから」とか「でも」とか使ってみても面白いですね。
ちょっと試しに書いてみますね。
昼下がりの公園で。
腹が立ったので、Aはくろひつじに思いっきりパンチをした。
「くらえ!」
もふっとパンチが当たった。
「この程度か…?」
くろひつじはニヤリと笑った。
「まだまだ!」
Aはもう一度、くろひつじに思いっきりパンチをした。
「もう一度だ!くらえ!」
また同じようにもふっとパンチが当たった。
でも、今度はくろひつじは笑わなかった。
「なかなかやるな」
ダメージがあったようだ。だからくろひつじは笑わなかった。
それっぽくなってきましたね。
ここまでがステップ2です。