第5話「バイトを始めよう」
「さすがにバイトくらいはしないといけないな…」
家族が10人となり、個性的だが平穏に暮らしてる中、ことねが言い始めた。
「ことねちゃん、バイト始めるの?」
「そう、始めようかなって。ここに来てからゆっくりのんびりしすぎてるから…でもバイトとかしたことないからどういうところで働けばいいかわかんないのよね…」
「こういうときは深く考えるんじゃなくて、直感的にここだ!ってなったところにすればいいんじゃない??」
「えぇ…でも、悩んでても時間がたつだけだしその方がいいのかな?」
「そうと決まればさっそく自分の足の気の向くままにレッツゴーだよ!」
けーみに言われてことねは町へ行くのであった。
「とは言ったもののどうしようか…」
(流石に人前の接客は嫌だし裏方でできそうなところないかな…?ん…)
ここで何故かことねはとあるお店で足を止めた。そこは店の名前もなく、建物も少し古めで二回で人が暮らせるただのお店だった。何となく気になったお店、そこで中には入ろうとすると…
「あっ。」「えっ。」
なかにはだらしなく椅子に座りながら漫画を読みせんべいを食べている女性がいた。
「し、しつれいしました~」「待って待って!!ごめん待って!!!」
「ごめんねー。変なところ見せちゃって。それで、どうしたの?」「
今、アルバイトできるところ探してて…ここは少し気になってよっただけです。」
「バイト探してるの?それじゃあここで働かない?貼り出しとかはしてないけど少し人手不足だったのよ。バイト内容とかはメールとかで言うからさ。」
ちなみにこの世界には携帯電話は存在しており、何かあった時用にキサラギが全員に渡しております。スマホと同じ性能です。
「え?いいのですか?それじゃあ、面接とかは…?」
「あーいいよいいよ。面接とかは。ほかに人もいないし貴方可愛いから合格で。」
「…そんなのでいいのですか?」
「いいのよ。店長である私が決めたのだから。あーそういえば自己紹介してなかったね。私はことは。よろしくね。」「ことねと言います。よろしくお願いします!」
そしてことねはことはのところで働き始めた。ことねの仕事内容は商品の補充や店回りの掃除、ことはと一緒に商品の受け取りで他の町に行ったりなどを行っていた。勤務時間は9:30~16:30までとなっていた。
そんなある日。ことはがいきなりあることを聞いてきた。
「ことねちゃん、Kundkoって知ってる?」
「えっ?Kundkoなら一緒に住んでますけど…」
「そっか。Kundkoいるんだ…」
「?」
「いや、えっとね。私、Kundkoと昔からの知り合いでね。まさかこの世界でも一緒になるとはね…」
「ことはさんも異世界から来たんです?それなら今からでもここに呼んで再開できますけど…」
「いや…今はまだいいかな…もうちょっとしたら会ってみせるから。」
少しことはの言葉に引っ掛かりながらもことねは作業を続けていった。
果たしてこれからどうなっていくのか…?ことはとKundkoの関係とはいったいなんなのか…?
つづく!