第4話「魔族も家族に加わった」
前回、家族として来るはずの獣人組が近くに来ていたときにモンスターに襲われたが何者かが救ったらしいがその魔法の後が人間業ではないらしいが…?
「とりあえず、調査は明日からするとしてパーティでも開こうか。」「「「「「「さんせーい!!!」」」」」」
今回来た二人の食器やらを買いにいく組(ケノ、こもえ、キサラギ)食材を買いにいく組(コムギ、ことね、Kundko)部屋の装飾をする組(けーみ、カコ、カナ)とで別れることになった。
ことねKundkoコムギで肉やら野菜やらの焼き肉食材を買った帰りにボロボロになって路地裏に座っている少女にコムギが気づいた。
「あの、大丈夫でしょうか…?私、回復魔法使えるのでよろしければ回復しましょうか…?」
「えっ、コムギって回復魔法使えるの?」「使えるらしいよ。回復でよりご主人を癒せるようにって。」
するとその少女は口を開いた。
「いや、いい。あまり人様に迷惑をかけたくないし…」「でも…」「大丈夫ですの‥で‥‥」フラッ
「いや、大丈夫じゃないじゃん!?コムギ、回復をしてあげて!」「分かりました…!すぐ終わりますので…!!」「・・・・・」
なんとかその少女は顔色もよくなり落ち着いてきた。白くふんわりしたツインテールをし、二本のアホ毛もたっていた。
「あ、ありがとうございます…」
少女は感謝した。するとKundkoが聞いてきた。
「ねぇ、あなたどうしてこんなところにいるの?ボロボロのまま…?」「この世界に家がないから…」
そして。コムギがある提案をしてきた。
「あの…もしよろしければ私達の家に来ます…?家がなくてそんなにボロボロなのが心配です…」「…お誘いありがとうございます。でもあたい、行けません。みんなあたいの本当の姿見たら嫌がるだろうし…」「本当の姿…?」
「あたい、魔族なの!人間と争うために生まれてきて…前の世界で負けたらしいから飛ばされてきちゃった落ちこぼれ魔族なの!!!」
彼女は泣きそうになりながら大声で言ってきた。
するとコムギが「大丈夫ですよ。私達三人とも貴方さまを怖がっていませんし、この世界で争ったりせずに皆さんと打ち解ければ解決でしょう?」と言った。
「で、でもおま…貴方は家主とかじゃないでしょ?メイド服だし…家主さんがどう言うか分かんないよ…!?」「キサラギなら前に私に家にいるよりも見捨てて襲われたりする方が困るって言ってたから大丈夫だと思うけど…?」「二人ともこう言ってるけども君はどういう思いなの?自分達が何とかしてみせるからさ。」
すると彼女は涙が溢れてきながらコムギに抱きついて言った。「なんで…こんな見ず知らずのあたいにこんなに優しくするの…?皆と過ごしたい…!どうか…よろしくお願いします!!」こうやって見てみるとコムギと同じくらいの年齢なのか…と思いながらことね達は帰宅しキサラギに事情を説明した。答えはもちろんOKだった。
「は、始めまして!あたい、くるみって言います!!魔族です!!あたいも今日から住まわせてもらうのでよろしくお願いします!!!」
「くるみちゃん!可愛い~!よろしくね!!」けーみを筆頭に皆から受け入れられたくるみだった。「言った通りでしょ?皆さん怖がったりしなかったでしょう…?」「ああ!コムギ…改めてよろしく頼むからな…!
あれ?そこのけもみみ組?無事だったのだな!」「えっ?もしかしてくるみさんが…?」「お昼間に体力が尽きそうでゆっくり飛んでたらモンスターに襲われてたから魔法でバッとやったんだよ。無事でよかった!!」
「ちゃっかり魔法の後の犯人も見つかっちゃったよ。」
これからもっと騒がしく楽しくなりそうだと思いながらもことねは心に一つ、思いを秘めていた。
(さすがにキサラギ達に迷惑にもならないようにバイトでも探さないと…)
続く!!