第1話「はじまり」
これは、とある少女達の不思議な世界でのものがた…ドドドド「「うわぁぁぁあぁあ…!!!」」「わ、わたし…走るの苦手で…も、もう…体力が…げ、限界に…」「うわぁーん!!まだ諦めないでー!!!私がおぶってあげるからー!!」
(…あの…本当にさ、どうしてこうなったんだっけー!?)
モンスターに追いかけられながら一人の少女はそっと過去を振り返り始めた…
「あれ?ここは…?」とある少女は目を覚ました。どうやら、記憶に無い天井に頭を悩ませている。
(あれ…?どこなんだろうかここは…えーっと、記憶はあやふやだしっていうか全く思い出せやしないな…目か覚めてそしたら知らない場所…連想出来そうなのは~誘拐?!えっ?誘拐か?誰かに捕まったのか…?何とか逃げ出して場所を確認しないと…!)そういうと彼女は部屋から飛び出した!そして途中で家にいた犯人であるかもしれない人を蹴飛ばして外に飛び出すと…「…!?え…何これ…」見渡す限り何もなく、真っ白な空間が広がっていた。
しばらく唖然としていると先ほど蹴飛ばした人がやってきた。「うぅ~…いきなり蹴飛ばすとかひどいよ~ことね~…」「……!そっか、わたしの名前、ことねか!えっとそこの貴方、これって一体どういうことなの?!なんでこんな白いの!?ていうか他の人は!?さっきからやけに静かで怖いんですけど…!?あと、なんで初対面であるはずの私の名前知ってるんですか!?まさか本当に誘拐…!?」
「お、落ち着いてことねちゃん…!一つずつゆっくり説明するから…!」
説明は長いので省略!簡単にいうと、この人はKundkoといい、この世界はいわゆる異世界的なものらしく魔王と勇者がいて、戦った結果世界が滅んだとのこと…「待ってください。突っ込み所が多すぎませんか?私、異世界来たんですか?せっかくの異世界が滅んだ後って…えっ…?でもなんでKundkoは私のことを知ってるの…?」「まあまあ、でもやっぱりそうよね?異世界来たら真っ白とか嫌よね?それだったらさ、二人で他の世界に行かない?もうこの世界に食糧とかもないし…!思い立ったらすぐに行動!ことね、行くよ!」「えっ?!ちょっと、まだ頭の整理ついてないし行くとも言ってな…あうっ…」
こうしてことねとKundkoは別の異世界へと向かっていった…
しばらくして、ことねが気がつくとそこは木々が生い茂っていた。「…あっそっか。また別の異世界へ来たのか…Kundko?あれ、Kundkoは…?」Kundkoの方を見ると、頭が地面に刺さっていた。
「いやー、何とか別の世界につけたしよかったよかった!!」「いや、別に良くはないんだけど…?これからどうするわけなの?」「そうだね~…ん??」ドドド「わー!!!?」全速力で女の子が飛び出してきてKundkoにぶつかって吹き飛ばされて木に衝突した。
「そこにいたら危ないよ!早く一緒に逃げないと!!」「えっ…一体どうしたのですか…?」すると木々の中から猪のような生き物が全速力で追ってきたのである。
「そっか…これで逃げ出してたのか…あっやばいです。追い付いてきちゃってます…!」「わーん!大分走ってるから足が限界に…!あの子は何で体力が尽きないの~!?」すると、グサッ!ドザー…振り返るとその生き物が血を流して倒れていた。
「大丈夫でしたか?追われてましたけど。」草むらから二人の女性が出てきたのだ。そして、「おーい。あっちで倒れてた子も回収してきたよー!」別の女の人がKundkoを回収してきたらしい。
そして、なんやかんやがあって怪我した私たち3人を家で治療してくれるらしく、彼女達の家へ行くことになったのだ。
果たしてこれからことね達に、どんなことが起こるのか…それは誰にも予想がつかなくなっていくのだ…